パプリカ 映画。 映画【パプリカ】動画を無料フル視聴する方法|あらすじや感想・キャスト|メイコイ|映画・ドラマ・アニメなど動画配信サービスの情報まとめ

パプリカのレビュー・感想・評価

パプリカ 映画

経歴 [ ] デビュー前 [ ] 札幌で生まれ、父の転勤により4歳から小学4年生までを釧路、小学4年生から中学2年生までを札幌、中学3年生から高校3年生までを再び釧路で過ごす。 漫画家のは札幌時代の同級生である。 釧路で過ごした高校時代と上京後の生活とのギャップは、後年の作品の主要テーマである「イマジネーションと現実の融合」の形成に少なからぬ影響を与えたという。 アニメでは『』『』『』『』などの作品を好み 、漫画はの『』などをよく読んでいたという。 また、の短編からインスピレーションを受け、漫画を制作したこともあった。 卒業後に武蔵野美術大学にへ進学し、グラフィックを専攻する。 この時期には外国映画 や筒井の作品を見ることが多かった。 キャリア初期 [ ] 、大学在学中に『虜 -とりこ-』で『』()の第10回(ヤング部門)優秀新人賞を受賞 し、漫画家としてデビュー。 これをきっかけとして、大友克洋のとして働くことになった。 の大学卒業後、講談社より『海帰線』() 『ワールドアパートメントホラー』(1991年、大友による映画のコミカライズ)などを発表。 1991年には『』で初めてアニメ製作に携わり、美術設定・レイアウト・原画を務める。 以降『』などの製作に携わった。 その後、漫画作品の製作は『』 をもって終え、アニメ製作に専念することになる。 監督として [ ] 、『』で原画、シナリオ、演出、構成などを手がけ 、には原作の『』で初の監督を務める。 製作段階で「『アイドル』『ホラー』『ストーカー』の3要素を織り交ぜる」 といった原作のシナリオに今が満足せず、の協力でシナリオが書き換えられた。 『PERFECT BLUE』の後、以前からのファンであった筒井の『』(1993年)の映画化を考えていたが、『PERFECT BLUE』の配給会社の倒産によって計画が頓挫。 新たなオリジナル作品の制作に取り掛かり 、に『』として公開された。 『PERFECT BLUE』と同程度の低予算で製作されたが(概算で1億2,000万円) 、前作以上の成功を収め、多くの賞に輝いた。 本作は長年のファンであったとの初タッグを組んだ作品で 、以降の作品にも平沢が音楽として参加している。 の『』の発表後、には初のTVシリーズとなる『』を製作。 数々の社会的なテーマも取り入れられ 今が日頃から温めていた、映画では吸収できなかったアイデアが再表現されている。 、かねてから計画を温めていた『』を発表する。 原作者の筒井たっての希望でもあったとされ 、数年来の構想が実現した。 この作品も成功を収め、様々な映画祭で賞に輝いた。 今は本作でも物語の要約だけではなく独自の解釈を加え、「基本的なストーリー以外は全て変えた」とコメントしている。 『パプリカ』の後、押井守やとともに、放映の「」()に携わる。 ここで1分間の短編作品『オハヨウ』を発表した。 同年、日本アニメーター・演出協会(JAniCA)の設立に参与する。 晩年 [ ] 『オハヨウ』の発表後、次回作として『夢みる機械』の制作に着手したが、に体調を崩し、5月にで診断を受けたところ末期のと診断される。 生前から「自分のエンジンはととで動いている」とブログで公言するほどの不摂生な生活を送っていたとされ、余命半年と宣告された後は、身の回りの整理をしながら亡くなる前日までブログを更新するなどしていた(但し、存命中は自分が病気であることは伏せている)。 2010年8月24日逝去。 46歳没。 翌日付のブログに、「さようなら」というタイトルで生前に書き留めていたファンに向けてのメッセージを残している。 死後、とが追悼の意味を込めて、今敏が制作に携わった作品を放送した。 関係者向けに開かれた「今 敏監督を送る会」には今の作品に関わったや平沢進らが出席した。 なお、未完に終わった『夢みる機械』は、同年11月に板津匡覧が監督を代行して製作を続行する事が発表された が、にて丸山正雄は「今さんの真似はできても、彼らしさは誰にも出せない。 」と方向転換の意向を表明した。 今と関わった主なスタッフは、の、の、を担当したなど。 制作費はおおよそ数億円 と日本の一般的なアニメの制作費を考えればはるかに少ないが、これについて「低予算でも質の高い作品が製作できるのは、スタッフの賜物である」と述べている。 影響 [ ] 自身の絵についてはからの影響が濃厚だとし、アニメ業界に入ってからはアニメーターの、、、、美術設定のなどに多大な影響を受けたとしている。 文学作品ではSF作家の や筒井の影響 などを挙げ、アニメ作品においては『』、『』、『』()、『』の話を引用し 、特に感化された作品は大友の『』だと語る。 アメリカの映画作品からも影響が垣間見える。 特に刺激を受けたのは、監督の『』()である。 他にも、『』()などを好み、また影響を受けた監督の一人として、の名を挙げる。 特に、『』()、『』()、『』()が好みであった。 また、日本映画からも影響を受けており、作品を好んでいる(『パプリカ』でこっそりとさせている )。 また、インタビューでは彼の作品はあくまでも「日本の」作品であるといったことを強調している。 音楽では映画でも組んだ平沢進のファンと公言しており、映画のサウンドトラックのみならず自宅のBGMにも頻繁に平沢の曲を流していたほか、生前は平沢のライブの観覧にも出かけており、作品への影響も少なくはない。 今の葬儀の際、出棺時には平沢の楽曲で『千年女優』のテーマソングだった「」が使用されたという。 作品 [ ] 監督作品 [ ] アニメ映画 [ ]• (1997年) - 初監督作品。 同作は、招待作品となる(非コンペ)。 (2002年) - により世界配給された。 (2003年) - 先の『千年女優』と共に候補作品に選出された(共にノミネート落ち)。 (2006年) - 公開に先駆けのコンペティション部門に出品。 候補作品選出(ノミネート落ち)。 テレビアニメ [ ]• (2004年) - で放送された。 初のテレビアニメーション作品。 オハヨウ(2007年) - NHKの「 Third Season」で放送された。 音楽はおかもとだいすけ。 制作はマッドハウス。 漫画作品 [ ]• 海帰線() (ビー・エス・ピー) ()• ワールド・アパートメントホラー(短編「ワールド・アパートメントホラー」のみ・原作)(講談社)• (原案:、未完) の月刊誌『』1995年5月号 - 1996年11月号 に掲載。 単行本は没後に刊行された。 限定版(2010年12月4日発売)• 通常版(2010年12月13日発売)• 増補復刻版(2019年10月17日発売)• OPUS(未完) - 学習研究社の月二回刊誌『コミックガイズ』1995年第10号 - 1996年第6号 に掲載。 次の1996年第7号で同誌は休刊となり、当作品は未完のまま単行本も発行されなかった。 没後に刊行された単行本(2010年12月13日発売、徳間書店)には、発見された未完成原稿が「未発表の最終話」として収録された。 上巻:• 下巻:• 夢の化石(講談社) 著書 [ ]• KON'S TONE 〜「千年女優」への道〜(2002年9月20日、)• (2004年5月8日、) - の小説で、との共著。 PLUS MADHOUSE(プラス マッドハウス)1 キネ旬ムック (2007年8月20日、) 関連書籍 [ ] 初出の底本と発行年を明らかにすることが望ましい。 押井守、今敏:「セラフィム 2億6661万3336の翼 《増補復刻版》」、復刊ドットコム、IBN 9784835456980。 今敏:「OPUS 《完全版》」、復刊ドットコム、。 今敏:「今敏 絵コンテ集 東京ゴッドファーザーズ」、復刊ドットコム、。 今敏:「今敏 絵コンテ集 千年女優」、復刊ドットコム、。 今敏:「今敏 絵コンテ集 パプリカ」、復刊ドットコム、。 佐々木努(編):「今敏 アニメ全仕事」 、ジー・ビー、 2011年6月16日。 今敏: 「プラスマッドハウス 1 今敏」、キネマ旬報社 、ISBN ?。 今敏:「今 敏 画集 KON S WORKS 1982-2010」、角川書店、。 その他参加作品 [ ]• (美術設定・レイアウト・原画)• (原案)• (レイアウト・原画)• (レイアウト)• (2話原画、5話シナリオ・絵コンテ・演出、6話構成協力)• (2話原画)• (15話原画)• (構成協力を行ったが友人である監督の個人的な依頼によりノンクレジット) 受賞歴 [ ]• 第47回 ()(2019年)(生涯功労賞) 『PERFECT BLUE』• ベルリン国際映画祭招待• 第2回ファンタジア映画祭アジア部門大賞• 第17回ポルト国際映画祭アニメーション部門大賞 『千年女優』• 第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞• 第57回• 第6回ファンタジア映画祭最優秀アニメーション映画賞・芸術的革新賞• 第33回(スペイン)最優秀アジア映画作品賞 『東京ゴッドファーザーズ』• 第7回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞• 第58回• 第24回ベルギー国際アニメーションフェスティバルプリベTV映画賞• 第18回 経済産業大臣賞• 第36回シッチェス・カタロニア国際映画祭(スペイン) 最優秀アニメーション映画観客賞• Future Film Festival(イタリア) 最優秀作品賞• 東京国際アニメフェア2004アニメアワード・コンペティション劇場映画部門 優秀作品賞• 個人賞・監督賞:今敏• 個人賞・美術賞:池信孝 『パプリカ』• 第12回 作品賞・劇場部門• 第14回Chlotrudis Awardsベストデザイン賞• 第25回ポルト国際映画祭Critics' Award受賞• 第35回モントリオール・ニューシネマフェスティバルPublic's Choice Award受賞• 第8回ニューポート・ビーチ・フィルム・フェスティバルFeature Film Award受賞• 2007 優秀作品賞劇場映画部門、個人部門音楽賞(平沢進) 関連項目 [ ]• - 今の功績を讃え、2012年よりアニメーション部門の最高賞を「今敏賞」(Satoshi Kon Award)に変更。 外部リンク [ ]• - 公式サイト• - (英語) 脚注 [ ] []• 2010年10月21日付朝刊29面• 2010年8月26日閲覧• 2009年8月26日閲覧(2009年7月15日時点の)• [ ]• DVD MEMORIES インタビュー• (2010年8月28日時点の)• 2010年8月26日閲覧。 (2010年8月30日時点の)• (2007年12月15日時点の)• 2010年8月26日閲覧。 2011年7月11日, at• 2010年8月26日閲覧。 (2010年6月22日時点の)• 2010年8月28日, at the. 2010年8月26日閲覧。 マッドハウス. 2010年11月12日. 2010年11月12日閲覧。 アキバ総研. 2016年8月20日. 2017年1月3日閲覧。 2010年8月26日閲覧。 2010年8月26日閲覧。 (2009年4月24日時点の)• KON'S TONE 2008年3月16日. 2019年4月18日閲覧。 2010年8月26日閲覧。 (2010年8月30日時点の)• 2010年8月26日閲覧。 2010年8月26日閲覧。 (2009年4月24日時点の)• Susumu Hirasawa hirasawa 2010年8月26日. 2014年2月11日閲覧。 アニメハック. 2020年6月11日閲覧。 最後の掲載となった1996年第6号は3月6日発売(3月20日発行)。 福田瑠千代,ねとらぼ 2019年12月3日. ねとらぼ. (ITmedia). 2019年12月8日閲覧。 2019年12月2日. 2019年12月8日閲覧。 (2007年10月18日時点の)• (2007年10月19日時点の)• com 2017年8月4日. 2018年8月5日閲覧。 Fantasia Festival 2018年7月24日. 2018年8月5日閲覧。

次の

映画|パプリカの動画を無料でフル視聴できるサイトまとめ

パプリカ 映画

ある日、そのDCミニが研究所から盗まれてしまい、それを悪用して他人の夢に強制介入し、悪夢を見せ精神を崩壊させる事件が発生するようになる。 敦子達は犯人の正体・目的、そして終わり無き悪夢から抜け出す方法を探る。 声の出演 [ ]• 乾精次郎:• 島寅太郎:• 時田浩作:• 粉川利美:• 小山内守雄:• あいつ:• 日本人形:• 氷室啓:• 津村保志:• 柿本信枝:• レポーター:• 奇術師:• ウェイトレス:• アナウンス:• 研究員:• 所員:• ピエロ:• 玖珂:(特別出演)• 陣内:(特別出演) スタッフ [ ]• 原作:• 監督:• 企画:(マッドハウス)• 脚本:、今敏• キャラクターデザイン・作画監督:• 作画監督補佐:、井上鋭、三原三千夫• 原図協力:末武康光• 色彩設計:橋本賢 DR TOKYO• 美術監督:• 美術監督補佐:東地和生• 撮影監督・CGディレクター:• 編集:(瀬山編集室)、神宮司由美 DR TOKYO• 演出助手:吉野智美• タイトルデザイン:イナガキキヨシ• 音楽:• 音楽制作:ケイオスユニオン• 音響監督:()• 音響効果:倉橋静男()• 効果助手:米原想(サウンドボックス)• 録音スタジオ:、トライスクルスタジオ• 音響制作:テクノサウンド(中島朋子・丸浩育)• 支援:• 制作プロデューサー:豊田智紀• 制作担当:橋本健太郎(マッドハウス)• アニメーション制作:• 配給・宣伝:• 宣伝プロデューサー:後藤優• アソシエイトプロデューサー:二方由紀子(マッドハウス)、森島太朗• アシスタントプロデューサー:原史倫(マッドハウス)、小川淳• プロデューサー:丸田順悟(マッドハウス)、滝山雅夫(ソニー・ピクチャーズ)• 製作:パプリカ製作委員会(マッドハウス、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント)• エンディングテーマ:「白虎野」 (作詞・作曲・編曲:) 作品解説 [ ] 原作者の筒井自身が監督の今敏との対談で映画化をして欲しいと語ったものが実現した。 演出 [ ] 古谷徹が肥満体の時田役の声のイメージに悩んでいた際、スタッフに「のままでいいですか? 」と尋ねたところ、快く了承された。 公開・反響 [ ] 本作はアメリカでも公開されており、公開19週目には興収が87万ドル(当時の円換算(115. 5円)で1億円)を突破した。 当時のアメリカでは、日本の劇場アニメが興収1億円を突破したのは2005年の『』以来2年ぶり(通算12作目)であり、なおかつ成人向けを示すR指定の劇場アニメが興収で1億円を超えたのは2003年に公開された『』及び『パプリカ』の2作品だけであるという。 映画批評サイトでは批評家から84%、観客から87%の肯定的評価を得ている。 2010年に逝去した今敏の一周忌にあたる、による追悼企画として『パプリカ』および『東京ゴッドファーザーズ』の連続上映するレイトショーが新宿バルト9にて開催された。 また、作品の上映間にはドリパス設立者のをホストとして、『パプリカ』で主役を担当した声優の林原めぐみが登壇してトークショーが行われた。 選出の大人向けアニメ映画のベスト10において8位にランクインした。 受賞 [ ]• 第12回アニメーション神戸 作品賞・劇場部門• 第14回Chlotrudis Awardsベストデザイン賞• 第25回ポルト国際映画祭Critics' Award受賞• 第35回モントリオール・ニューシネマフェスティバルPublic's Choice Award受賞• 第8回ニューポート・ビーチ・フィルム・フェスティバルFeature Film Award受賞• 2007 優秀作品賞劇場映画部門、個人部門音楽賞(平沢進) エピソード [ ]• 作中の映画館のシーンでは『』『』『』(いずれも今敏監督作品)が演目として確認できる。 歴代今敏監督作品の看板が居並ぶ先、作中にて上映中の「夢見る子供たち」をパプリカ(千葉)が粉川に勧め、入場切符を購入した場面でスタッフロールに切り替わる。 脚注 [ ] 注釈 [ ].

次の

パプリカという映画は子供に見せても大丈夫ですか?

パプリカ 映画

公開日: 2006年11月25日 日本 監督:今敏 原作者:筒井康隆 原作:パプリカ 出演者:林原めぐみ、 江守徹、 堀勝之祐、 古谷徹、大塚明夫、他。 第12回アニメーション神戸にて作品賞・劇場部門ノミネート。 東京アニメアワード2007にて、優秀作品賞劇場映画部門、個人部門音楽賞、他。 unext. かなり難しい作りになっているので、主要な登場人物の目的を追いましょう。 解釈を混ぜてあらすじを書いています。 「パプリカ」のあらすじ ネタバレなし 千葉敦子の分身であるパプリカは夢の中で精神を利用するサイコセラピストであり、粉川警部の夢の中に入りトラウマを探していました。 その日の治療が終わると、他人の夢の中に入り込むための装置であるDCミニが何者かに盗まれたという情報が入ります。 この装置が悪用されてしまうと、他人の精神を勝手に操ることが出来るようになり人格を破壊してしまいます。 いち早くDCミニを取り返すために千葉敦子は自身が治療していた粉川警部と共に、犯人を捜します。 unext. 一つはDCミニを盗んだ犯人を見つける物語。 もう一つは粉川警部のトラウマを治療する物語です。 先に主人公の目的をお伝えしたのは訳があります。 この作品は物語が複雑すぎて、観ている途中で何の話か分からなくなってしまうことがあるからです。 それでは千葉敦子とパプリカを中心にあらすじを見ていきましょう。 千葉敦子は他人の夢の世界をパプリカとなって自由に動き回ることが出来るサイコセラピストです。 粉川警部のトラウマを治療しています。 ある日、他人の夢に入るための装置であるDCミニが盗まれてしまいます。 この問題を解決するために、研究開発者である時田、所長の島と共に四肢が不自由で車いすに乗っている理事長・乾の部屋を訪れます。 乾はDCミニの危険性を主張し島・千葉と口論へと発展。 この間に突如として島が発狂し、研究所から飛び降ります。 事態を重く見た研究所の面々は犯人を捜すために動き出します。 最初に疑いをかけたのは時田と共に開発をしていた氷室でした。 氷室の家に着くと既に氷室の姿はありません。 時田は千葉に怒られたことで、一人で氷室の夢の世界に入り込みます。 しかし夢の世界があまりにも強いため、逆に夢に吸い込まれて現実世界では寝たきりの状態になってしまいます。 発狂してしまった千葉はパプリカの助けによって現実世界に戻ってくることが出来ました。 千葉と島は協力して犯人を追及します。 千葉はパプリカとなって氷室の夢に入って行きます。 ここで千葉と島は気づくのです。 氷室は犯人ではなく、既に真犯人に操られているということを。 その真犯人は何と理事長である乾でした。 乾は不自由な体を自由にするために、DCミニを盗み他人の身体をも盗もうとしていたのです。 パプリカは夢の世界で乾に襲われます。 絶体絶命のピンチでしたが、同じく夢の世界で事故の過去を見つめ直していた粉川警部と夢の世界が繋がります。 粉川警部のトラウマは映画監督になりたかった夢を途中であきらめたことでした。 このトラウマを破るために映画のスクリーンを破ります。 するとスクリーンの向こう側には襲われている千葉でありパプリカがいます。 粉川はパプリカを救出しようと逃げ出します。 夢の中でパプリカを助けることによって、粉川の映画はついに完成。 ついに粉川はトラウマを克服したのでした。 unext. しかし乾は現実世界まで二人を追いかけて来る。 現実世界では乾と研究所のチームとの戦いが始まりました。 一般の人々はどんどんと精神を侵されていき、パレードに参加していきます。 巨大な乾とパプリカの戦いが始まります。 パプリカが赤ん坊の姿に。 赤ん坊姿のパプリカはどんどんと乾を吸い込んでいきます。 吸い込めば吸い込むほど大人の女性に成長します。 そして見事乾の暴走を食い止めて現実と夢の融合も止めたのです。 unext. 勿論、その点は見どころです。 しかし、そのことだけにとどまらず、台詞や物語の進行も見どころになっています。 ここからは「パプリカ」の見どころを紹介します。 夢の中の映像と音楽の美しさ 「パプリカ」のみどころとして、1番に挙げておきたいのはその映像と音楽の美しさです。 幻想の世界は現実世界と違い、すべてがあべこべです。 あらゆるモノがミックスされたり、分離されたりしながら独自の世界を作り出しています。 これまでの映画でも、幻想の世界や夢の世界を映像にした作品は多く存在します。 「パプリカ」のファーストシーンはサーカスの劇場から始まります。 夢が劇場のようなものだという演出意図です。 舞台としては粉川警部の夢の中ですが、目まぐるしくシーンが移り変わります。 また現実と幻想が交じり合っていくシーンは圧巻です。 特にダイナミックで荒唐無稽な人形やロボットたちが歩き出すフェスティバルのシーン。 映像も細かいところまで描かれていて素晴らしいですが、音楽賞も受賞した平川進のBGMがとてもフィットしていて映画の歴史に残る名シーンと言ってよいでしょう。 unext. すべてのシーン、カット、キャラクターのセリフを情報として覚えておかなければ物語の進行を見失ってしますこともあります。 しかしこの難しい物語の展開こそが「パプリカ」の見どころ。 むしろ演出上の意図としてわざと複雑にしている部分もあります。 つまり「解釈」を与えないという意図。 「パプリカ」という物語自体がテーマとしているのは、現実と虚構を分けて考えることがおかしいという事です。 人は物語を自分なりの解釈で、筋道を立てて理解しようとします。 この理解しようとする秩序をこそ、破壊しようとする意図が隠れているのです。 発狂した人々のセリフ回しの面白さ 「パプリカ」の舞台設定自体がSFであり科学や心理学の小難しい専門用語が飛び交います。 訳の分からない台詞のやり取りになりますが、中でも訳が分からなく且つ面白いのは発狂した人のセリフでしょう。 基本的に人は言葉を単語だけではなく、文脈にも合わせて理解します。 登場人物たちの中で精神を乗っ取られた人は、現実の世界でも発狂してしまいます。 日常生活を送っていて、普通の会話を交わしているにもかかわらず話の内容が急変。 訳の分からない言葉を語り始めます。 ここでは物語上で最初に発狂した島所長のセリフを取り出してみましょう。 五人官女だってです。 カエル達の笛や太鼓に合わせて回収中の不燃ごみが噴きだしてくる様は圧巻で、まるでコンピューターグラフィックスなんだそれが! 総天然色の青春グラフィティや一億総プチブルを私が許さないことぐらいオセアニアじゃ常識なんだよ! 今こそ青空に向かって凱旋だ! 絢爛たる紙吹雪は鳥居をくぐり周波数を同じくするポストと冷蔵庫は先頭を司れ、賞味期限を気にするくらいの輩は花電車の進む道にさながら趣味となってはばかることはない。 おもい知るがいい。 三角定規たちの感想を。 さあこの祭典こそ内なる小学三年生が決めた遥かなる望遠カメラ!すすめ!集まれ!私こそがお代官様… すぐだ、すぐにだ。 私を迎え入れるのだ。 訳が分かりません。 完全に発狂しています。 島所長はこのまま走り出し窓ガラスを突き破って飛び降ります。 unext. 幻想的な映像ではありますが、テーマは結構身近にあるんです。 ここからは私の視点を紹介します。 過去の記憶は過去の記憶の記憶… 友人同士で思い出話に耽っていると、実際に会った出来事であるにもかかわらず話がかみ合わないことがあります。 実際同じことを経験していたにもかかわらず、人によって記憶が違ってしまっているから起こっていることです。 友人同士のたわいない会話の範囲であれば何も問題はありません。 しかし記憶の違いに事件性があった場合や、病気にさいなまれてしまった場合は大きな問題となります。 「パプリカ」の場合は過去の記憶によって病気にさいなまれている人が複数登場します。 記憶は人の成長を促します。 しかし一方では成長を止めるばかりか、心に傷を与えることもあります。 記憶は個人の中で何度も作り直されていくこともありますし、無意識的に消失させようとすることもあります。 登場人物である粉川警部は過去の記憶によってトラウマを抱えていますが、過去の記憶をさかのぼり何が自分を苦しめていたのか発見します。 そして夢の世界でこの記憶を現在の現実の自分のステップとなるように書き換えます。 良くも悪くも記憶は常に曖昧なのです。 この曖昧な記憶に苦しめられるのであれば、自ら意識的に書き換えてしまえばよいのです。 現実世界には「無意識」を治療することでしか解決しない問題がある 「無意識」という概念を発見したのはフロイトという精神科医でした。 何故彼が「無意識」を発見したかと言えば、彼の生きた時代が戦間期の暗い時代だったからです。 医者として生計を立てている彼のもとには戦時中では解明できない「狂ってしまった人々」が多く訪れました。 彼らは自分の理性を破壊するほどの恐怖を残酷な戦争という現実の中に見たのです。 戦争のトラウマによって、戦争から帰ってきた人の精神を苦しめる精神疾患を現在ではPTSD 心的外傷後ストレス と呼ばれています。 彼らを治療する方法として採用されている一つの方法は、自身を苦しめている記憶を自ら想起させるという手法です。 人間はあまりにもショッキングな出来事を目の当たりにしてしまうと、記憶の底に封印してしまおうとします。 しかしこの記憶は完全に封印できるものではなく、無意識の状態で本人を苦しめるのです。 自分を苦しめているのが何か?このことを突き止めることからPTSDの治療は始まるのです。 unext. 「善悪」「過去と未来」「男と女」など私たちは二分法によって世界を観ています。 言葉では便宜上、二つのモノを分けていますが現実はどうでしょう。 劇中でパプリカと敦子はこんなやり取りをします。 敦子「あなたは私の分身でしょう」 パプリカ「あなたが私の分身という発想はないわけ?」 鏡に向き合っている自分がいるとします。 鏡に映っている自分が本物か、鏡の前に立っている自分が本物か。 この議論は現実を虚構はどちらか、という議論に似ています。 そして答えを出すことは出来ません。 しかし一つ言えるのは劇中で粉川警部が虚構を生き改善したことによって現実も改善された事。 現実も虚構も二つで一つだということです。 unext. そのためおすすめしたい人も限られてきます。 以下におすすめの人を挙げますが、もちろんこれらの人以外にもおすすめです。 不可思議な世界観が好きな人 「パプリカ」があらゆる表現技法で表現しているのは、奇妙ではありますが現実の世界です。 不思議な現象を映像として見てみたい、という人にはおすすめの作品です。 夢や妄想、幻覚といったモノは全て不思議な現象です。 毎晩のように人は夢を見ている状態の脳波を発していることが、科学的に証明されています。 しかし、科学や科学技術は人が「本当に夢を見ているのか」、「見ているとしたらどのような夢なのか」を立証するほどには進化していません。 また夢を見ていた本人も、ほとんどを忘れてしまっているのが現実です。 夢は天才・奇才の芸術家が何度も可視化を試みています。 おそらく完成に至らないであろう、この夢や妄想、幻覚の一端を観てみたいという人にはおすすめの作品です。 バーチャルリアリティに興味を持つ人 アミューズメントパークではバーチャルリアリティによって高い所を綱渡りしたり、深海に潜りサメに襲われたりするなどの経験が可能になりました。 バーチャルリアリティの世界はかなりリアルで、体験している本人はかなりの恐怖に怯える人もいます。 しかしその怯えている体験者を観ている人々は、その滑稽な様を見て面白がることもあります。 バーチャルリアリティの体験では、まさに現実と虚構が入り混じった体験をすることが出来ます。 また現実を虚構が入り混じった経験をしている人を、客観的に観察も出来るのです。 「パプリカ」の世界観はこの体験に非常によく似ています。 現実世界はどっちなのか、観ている人でさえ迷宮入りしてしまいそうな体験が出来ます。 unext. 途中であきらめてしまった夢が、いつの間にか自身のトラウマになっていることもあります。 「パプリカ」に出てくる粉川警部は青年時代に映画監督を夢見ていましたが、途中で挫折してしまいます。 そしてそのことが現実の自分を苦しめています。 パプリカによって深層心理にある傷を治療してもらったことで、トラウマの苦しみから解放されて現実世界を元気に生きられるようになります。 これは「パプリカ」という作品が持っているテーマの一つでもあります。 この映画は過去にトラウマがあり、そのトラウマと正面から向き合えない人にもおすすめの映画です。 映画をこよなく愛する人 主要な登場人物である粉川警部が観ている夢の中には、多くの名画と言われている映画が登場します。 まずはファーストシーンとして『史上最大のショー』から始まり『ターザン』、『ローマの休日』など、様々な映画のワンシーンが模倣されています。 映画が好きな人にとっては懐かしい気分になるシーンでしょう。 また粉川警部が映画館でパプリカに撮影技法を教えているシーン。 粉川自身がパプリカに説明していますが、帽子やサングラスの感じから日本映画の巨匠黒澤明を模しているとわかります。 劇場の設定で粉川は既に中年以上の歳であり、模倣される映画も古いものばかりです。 登場する映画も映画監督も古いものではありますが、映画好きな人にとってはたまらない名シーンの数々です。

次の