セベク ツイステ。 【ツイステ】フロイドの呼び方、ルークの呼び方一覧【あだ名】

【ツイステ】キャラ/セベクの詳細

セベク ツイステ

こんにちは。 ついにディアソムニア寮から、 『マレウス・ドラコニア』『セベク・ジグボルト』両名がカードとして登場しました。 初登場のキャンペーンで両名のカードと交換ができる『糸巻き』というアイテムも配布され、 大盤振る舞いですね。 でも、先日はラギー君の誕生日でしたが、 特に誕生日ログインボーナス的なものはありませんでした。 そんな話はともかく、さっそくおさらいに行きましょう! 目次 ・ディアソムニア登場キャンペーン第1弾のまとめ ・糸巻きはどこで使うべき? ・マレウス、セベクの召喚台詞 スポンサードリンク ディアソムニア登場キャンペーン第1弾のまとめ 本日4月16日16時より、ディアソムニア寮の二人がカードとして登場しました。 同時に開催されたのが、ディアソムニア登場キャンペーン第1弾です。 第1弾と銘打たれているのですから第2弾もあるのでしょうが、 それはリリアとシルバー登場の際に来るのかもしれないですね。 このキャンペーンで一番注目しなくてはいけないのは、アイテム『糸巻き』です。 ログインボーナス、限定ミッション、召喚で獲得できるこのアイテムは、 SR含むマレウス・セベクのカードと交換が可能です。 獲得できる数は以下の通り。 ログインボーナス:全部受け取って 16個 限定ミッション:全部クリアして 39個 召喚:1回召喚で1個 10連召喚なら10個 なら、 SRマレウス、SRセベクのカードは糸巻きいくつで交換できるのかというと… なんと 50個。 ログインボーナスと限定ミッションを合わせれば既にゲットできる数ですね。 新登場のキャラを石消費ゼロでゲットできるキャンペーンは とても良心的と言えるでしょう。 次の項目では、糸巻きを使うべきポイントを紹介していきます。 糸巻きはどこで使うべき? まず、召喚をガチャガチャして糸巻きを増やす場合は例外としましょう。 その場合は引けなかったSRを選んでください。 という訳で、無課金でゲットできる糸巻き、55個をどう使うべきか考えてみます。 一例として、55個の使い道を分けてみました。 50個:SR[式典服]カードと交換 2個:R[制服]カード2枚と交換 3個:脚光のワッフルと交換 つまり、初日に配布されたコレは Rカードと交換してOKってことですね。 そもそも、限定ミッションの進行にはカードが必要なので、召喚をしない場合 糸巻きショップあるいはカードショップで二人のカードをゲットする必要があります。 マドルを使った購入はいつでもできるので、 せっかくのイベントなら糸巻きショップでの交換も一考の価値があるということです。 脚光のワッフルを交換アイテムでオススメしたのは、 また強化合宿イベントが来る可能性が高いからです。 幸運のカップケーキでもいいかもしれませんが、そのあたりはお好みでどうぞ。 スポンサードリンク マレウス、セベクの召喚台詞 ネタバレあり ここからは ネタバレを含む、マレウス・セベクの召喚時のセリフについて まとめていきます。 尚全カードを引いた訳ではないのでご了承ください。 余談ですが、ピックアップ召喚ってSSRが出やすい気がするんですよね。 マレウス編 マレウスは式典服、制服、運動着が引けたので計三枚の紹介です。 式典服 鉄板ネタをぶっこんできたマレウスくん。 逆に入学式の日に式典服を着ていたのか謎です。 カードシナリオ読まなくては。 制服 やっぱり浮世に興味のなさそうな雰囲気ですね。 あ、でも3年生の落ち着きかもしれません。 運動着 空を飛ぶくらい戯れ程度なんでしょうか。 実写版のマレフィセントのような飛び方するのなら箒も要らないでしょうし、 妖精にとってはそんな感覚なのかな。 セベク編 セベクは実験着と制服が引けたので、計2枚の紹介です。 実験着 ジャミルのカードストーリーに出てきた時から思っていたのですが、 セベクくん熱血?おっちょこちょいな真面目?キャラっぽいですよね。 デュース辺りと絡んでいるところが見たいですが、既に実装されてるんでしょうか… 制服 監督生と同じ一年生ですし、アドバイスではないのも納得。 けどせっかちなんですかね…? まとめ ディアソムニア登場キャンペーンまとめ、いかがでしたでしょうか? それでは今回のおさらいです。 ・今回のイベントアイテムは糸巻き、集めてカードを貰おう ・SRカードは無課金でもゲット可能、ミッションと毎日ログインを欠かさずに! それでは~.

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気に入らない!! なぜこのような何の取り柄もない人間と、あの方は仲良くしなさるのか!!? 嗚呼、全くもって理解に苦しむ!! 「貴様か?魔法も使えぬ分際でナイトレイブンカレッジに在学を許された無法者は!?」 僕やリリア様、まあ百歩譲ってシルバーの様に魔法が使えたならきっと、 僕がこんなに声を荒らげて目の前の女に蔑みの言葉を吐かずに済んだのかも知れない。 「フン!同じ空気を吸う非常識も甚だしい所ではないか?若様もたいそうお前のその無知さに我慢しているに違いないだろう……!!」 それか、 これを機に僕の目の前に立っている魔法が使えぬこの小さな存在が、 二度とあの方の隣に並ぼうとする気など起こすことが無くなればと心底思っていた。 「不愉快だ。 『何かいい事でも御座いましたか若様?』 そんな主の姿を見て、家臣ながら微笑ましいことだと喜ばしいことだと心からそう思った。 『良ければ私にその喜びの一部をお分けください』 リリア様は若様とよく歓談なされている。 学年が同じなうえに、その年月の分一緒の寮で暮らされている付き合いが長いからだ。 若様はリリア様を信頼しているし、またリリア様も若様も慕い、主従関係はあれどリリア様は若様の数少ないご友人としての立場を確立されていた。 コレは、 烏滸がましい感情なのかもしれない。 けれど、僕もいつの日かリリア様のように若様の隣に居ても良いと言われる存在になりたかった。 ずっとずっとそう在りたいと物心ついた時から願っていたことだ。 そのために、エレメンタリースクールでもミドルスクールでも学問武術共々手を抜いた事など生まれてこの方一度もなかった。 努力、努力、努力…… またそのうえに血の滲む様な努力を重ねて、ようやく僕はこのナイトレイブンカレッジに入学することが出来た。 そして運良く僕も若様と同じ寮に入ることが出来た。 僕は選ばれたんだと思った。 茨の谷の者全員が黒き馬車に選ばれるわけではないから。 偉大なるマレウス・ドラコニア様。 茨の谷を統べる我が主君、妖精族の次期王に成られるいと貴き御方。 そう易々と声を掛けていけない。 目を合わしてはいけない。 視界に入ることさえはばかられる、そんな高貴な御方。 だけど、僕は選ばれた。 傍に居ることを許された。 僕もその数少ない一人の人材として。 故に、 僕は我が主のため忠義を尽くしお役に立たなくてはならない。 たとえこの命にかえたとしても。 リリア様の様に、まるで僕も気の置けない一人の友人の様に…… 僕もあの様に信頼され心を許してもらえるような家臣でありたいと、そう思っていた。 『……僕が喜んでいる様に見えたのか?』 『は、はい!とても!茨の谷ではついぞ拝見出来なかった……なんとも嬉しそうな笑みでした!!』 『僕は今しがた……とある人の子の事を頭に思い浮かばせていた。 だから、もし僕がそう見えたのならきっと彼女のせいだろう』 本当に、今まで見たことないほど美しい微笑みだった。 あのリリア様と一緒にいる時でさえも見せたことがない焦がれるような顏をされていた。 「どうした早く消えないか?魔法が使えない矮小な分際にして……弁えよ人間風情が!」 青年の大きな声は、誰も居ない廊下に酷く響いていた。 その声は辺りに木霊して、一人忘れたであろう教科書を胸内に抱き締める少女を震えさせていた。 その場には彼女の相棒である魔物は居なかった。 「貴様の猫……名を何とか言ったか?自身の魔力コントロールも思うように出来ない汚らしいお前の使い魔だ!フン……三流もいい所ではないか??」 嘲りを惜しみなく含んだせせら笑い。 何故、どうして、の疑問の前に青年は目の前の少女が許せなかった。 自分ではなし得ないことを簡単にやってのけてしまう彼女が、 なんの努力も苦痛も知らないようなくせしてあの方の隣に近づこうとする目の前の高慢な存在が、 あの方に求められている彼女が、 「お前はこの学園に相応しくない。 お前なんか……この学園から居なくなってしまえ!!」 憎くて、妬ましくて仕方がなかった。 当たり前のことを言った。 当たり前のことをしているだけだった。 あの方に侍ることを許されたのは魔法が使える優秀な人材だけ。 あの方と張り合う力を持った実力者だけ。 あの方に信頼された強者だけ。 あの方を想う誠実な家臣だけ。 だから僕は、僕の信念に反する目の前の少女が許せなかった。 僕は、ただ当たり前のことをこの少女に言っただけだった。 あの方は、お前の様なちっぽけな存在と一緒に居ていい存在なのではないだと…… あの方を、笑顔にさせる者はお前である筈がないんだと…… 正しいのは僕で、間違っているのは彼女だ。 僕は間違っていない。 そんな使命感が僕をそうさせた。 僕は若様の忠実な家臣で、その御身のために全てを捧げる覚悟で生きている。 だからコレは当たり前のこと。 僕が正しい。 僕のやっている事は間違っていない。 僕が、あの方に害をなす存在を退けなければならない。 僕が、やらなければいけないけこと。 僕が正しい僕が正しい僕が正しい……僕が、正しいはずなのに…… それなのに…… だから、まさか、彼女が泣き出してしまうなんて本当に思ってもみなかった。 「なっ、何を泣いている?」 目の前の少女は、 声を上げずにただ泣いていた。 懐の教科書をぎゅっと握り締めて、僕の顔をじっと見つめて、ただ涙を流していた。 僕の言葉に反論する訳ではなく、憤慨に泣き喚くのではなく、静かに頬を伝う雫を手で拭うだけだった。 僕は正しいことをしているはずなのに。 何故、目の前の少女はこんなにも悲しそうに涙を流しているのか…… 何故、僕の心の中にはこんなにも罪悪感が生まれてしまうのか…… 何故、僕は今さら彼女に言ってしまったことをこんなにも後悔しているのか…… 「何か言え!僕は、僕は……間違ってなどいない!!」 分からない分からない分からない!! 僕は正しい事をしているはずなのに!! 間違っているのは彼女のはずなのに!! でも、 心の底からふつふつと湧き上がってくるこの感情は!? 分からない分からない……!! 悪いのは彼女だ! 「僕は間違ってなど……いない……!!」 嗚呼! いっそのこと目の前の少女が怒りを顕にして僕を憎いと蔑んでくれたなら…… 有象無象に溢れる矮小な人間の様に暴力に走る愚かさを持っていたのなら…… 彼女に少しでも魔法が使える才能があったのなら…… きっと僕はこんなに苦しまなかった!! 「悪いのは貴様だ。 なのに……なぜ……?」 途端に苦虫を噛み潰したような悔恨が僕を覆い尽くした。 「っ!!!」 目の前の小さな人間を、自身の身勝手な思想に巻き込んでしまったこと。 酷く酷く後悔した。 何か言わねば……何か言わなければ、さらに少女が傷ついてしまう。 何か言葉を掛けねば……そうしなければ、 僕は若様に、 「おいお前ー」 「ふざけんじゃねぇぇえええ!!!!」 驚いて声の先を向いた刹那、僕の頬に鈍い痛みと鋭い衝撃が走った。 「ぐうっ……!!」 それは強く、とても重く、殴られたと気付くまでそう時間は掛からなかった。 僕はバランスを崩し床に尻もちを着いた。 見上げた先にはトランプのハートとスペードマークがそれぞれペイントされた青年二人。 確か名前は、 「デュ、デュース!!?何もいきなり殴るなんてことしなくてもいいんじゃね?」 「そんな悠長なこと言ってられるわけねぇだろエース!?監督生が……女が泣いてんだぞ!!?」 おそらく僕を殴ったのがこっちの黒髪。 倒れた僕の目の前で、拳を握り上げ怒りを顕にしている。 茶髪の方は怒りというよりかは焦りの感情の方が近い。 いきなり僕を、出会い頭に人を、殴ったことに驚いているんだろう。 そして泣いていた少女は現れた茶髪のエースと呼ばれた青年に支えられていた。 目の周りを赤く泣き腫らしていたのに、今度は僕が殴られた事実を目の当たりにして彼女の顔は真っ青に染まっていた。 「てめぇ覚悟は出来てんだろうなァ?あ゙あ゙?」 ボキッ、バキッ、物騒に拳を鳴らしデュースと呼ばれた青年は自身の憤怒を乗せて僕の前に降り立った。 「どんな理由があろうと女を泣かすような奴はオトコじゃねぇ……俺が根性一から叩き直してやるッ!!」 デュースが僕を掴みかかろうとしたその瞬間だった。 「ま、待って……!!」 意味が分からなかった。 「彼を殴らないであげて、欲しいの……」 エースの腕を弱々しく抜け僕の前で両手を広げて立つ少女が。 僕が泣かしてしまった彼女が、どうして僕を庇うのか信じられなかった。 「監督生!!お前何言って、」 「お願いデュース……」 「っ!!」 デュースに必死にそう懇願し、 次に彼女の瞳に捕らえられたのは茶髪の青年だった。 「エースからもお願い。 デュースを止めて……!!」 「でもな監督生?俺たちはお前のことを心配してるんだぜ?そりゃーデュースの手はちょっとばかし早かったけどよ……デュースが殴ってなかったら俺がソイツを殴ってる」 デュースより顕著ではないが、エースからにも確実な怒りが芽生えていることは確かだった。 二人が向ける少女の見る目はどこまでも優しく柔らかくて、彼女を心配していることが身にしみて伝わってきていた。 いたわりと慈しみに溢れていた。 しかし、反対に僕を見る目は何処までも冷たく憤激に満ちている。 当たり前だ。 彼女をそうさせたのは紛れもなく僕自身だから。 僕が、僕の自分勝手な気持ちのために彼女に酷いことをしてしまったからだ。 「でも彼は……!!」 「これは何の騒ぎだい?」 僅かそんな一言で、彼がその場を支配した。 「僕に一から説明できるよね?」 それは、 深紅の薔薇の様に赤く厳かで美しい人。 凛とした声がまるで鋭利な刃となり斬首を迫って来る様な畏怖を僕たちの前に突きつけた。 「エースとデュースの帰りが遅いから、首をはねてしまおうかと思っていたけど……」 動けなかった。 僕ともあろうものが。 彼に対して竦んでしまったのか息をする事でさえ苦しくなる。 僕の耳にはコツコツと彼のヒールが硬い床を歩く音がやけに耳に響いていた。 「ひとまず監督生は僕の元へおいで?」 動くことを彼に許されたのはこの空間でただ一人。 それ以外の住人は瞬きですら許されていないような気持ちになった。 「え、エースとデュースと彼を……皆んなを、怒らないであげてくれますか?」 「僕は別にこれっぽっちも怒ってなどいないよ」 何の感情も篭っていない声音だった。 しかし、彼の表情はどこまでも彼女に対する優しさと慈しみに溢れていた。 「泣いていたのかい?」 やがて導かれる様に少女は彼の元へ歩いた。 彼女の頬に伝う雫は真紅の彼の華奢な指先で綺麗に撫でられ、そのまま、 「ああ、頬が赤く腫れてしまっているね……擦ってしまったのかい?」 「これは違くて……リドルせんぱっ、話を聞いて……、」 「君は何も話さなくていい」 「え?」 「ことが落ち着くまで目を閉じていて……いいね?」 少女の瞳にリドル先輩の手が伏せらたかと思うと、彼女は糸が切れた人形の様にカクンッと力を失った。 リドル先輩はそんな彼女を大切そうに抱きとめて、一変し僕たちを悍ましげに見比べた。 「僕はひとまず彼女を連れてハーツラビュル寮に戻る」 既に、 彼の踵は僕たちの方を向いていなかった。 「エースとデュースもだ。 いいね?」 「「は、ハイ!」」 絶対の君主とはまさに。 有無を言わさず、今の僕たちでは彼の言うことに肯定する事しか出来ない。 「セベク」 最後にリドル先輩は僕の名前を呼んだ。 けれど僕が返事をする前に彼は、 「君は馬に怯えられていたね?」 「……は?」 「馬術部で、君が僕に言っていたことだよ」 またもや意味が分からなかった。 人間の少女にしろリドル先輩にしろ……何を今そんなこと言う必要があるのか? 「それは人間相手でもそうなのかい?」 そこで、彼に確信を突かれた様な気がした。 己の胸の内を押さえずにはいられなくなった。 まるで縋る様な気持ちでリドル先輩を見れば、彼は身体を翻さず首だけをこちらに向けていた。 「君が部活勉強何に対してでも真面目で誠実な性格をしていることは、僕は知っている」 「…………」 「だから、こんな事が起こったのは……彼女が泣いてしまったのは何か訳があるんだろう」 「…………」 「僕からは君に何も言わない。 だけど、この事はマレウス先輩に伝えるよ」 「……っ!!そ、それは!!」 「おや、ようやく反応を示したね?」 「!」 「セベク。 君が本当に誠実で真っ直ぐな性格だから、僕から一つ君に助言をしよう」 「な、なにを……?」 「ふふっ、やはり君は素直な性格をしているね」 「……え?」 「その素直さを、マレウス先輩や僕以外に……もう少し周りの人に与えてみることだよ」 「リドル先輩……それはどういう?」 「では、僕はこれで失礼する。 エース、デュース帰るよ」 「「はい、ローズハート寮長」」 少女を連れ彼らが去った後でも、 僕はその場からしばらくの間動くことが出来なかった。 途方に暮れていた訳では無い。 ただ、ずっとリドル先輩に言われた『素直さを与える』と言う意味について考えていたら時間が過ぎてしまっていた。 僕がその答えを得ぬまま寮に帰ろうとした頃、既に辺りは暗闇に染まりつつ、それはまるで我が主君が待っているディアソムニアへ誘われている様に思え、 「若様……」 僕はそのまま吸い込まれる様に闇に身を任せた。 『ひとまず寮へ入れ。 そんな顔してても話は始まらんじゃろう?』 僕は大人しくリリア様の後を付いていった。 何を発するわけでもなく、ただ淡々と足を運ばせたのは故意なのか自分でもよく分からない。 いつもであれば雑談やたわいのない話などをして楽しく歩いていた廊下。 だが今はまるで絞首台に登る階段にさえ思えた。 空気が恐ろしいほど重く、冷たく、残酷に感じられ息をするのがまた苦しくなった。 しかし、談話室に入れば、 『セベク!!お前の話をローズハートから聞いたぞ!なんでもハーツラビュルの生徒がお前を殴ったんだって?』 目を合わせる前に慌てたシルバーが身を乗り出して僕の前に走って来た。 『明日に謝りに行かせると言ってきたが……何に揉めていたんだ?』 部活繋がりでおそらくシルバーに、 リドル先輩は先ほどのことを伝えたんだと思った。 『ひとまず大事ないようで良かったが……』 しかし、肝心な事は伏せて伝えられたようだった。 ただ僕がハーツラビュルの生徒に殴られた、とそれだけ。 それだけだった。 それなのに僕は何も言わなかった。 何も言えなかった。 下を俯きただ拳を強く握り締めることしか出来なかった。 でも、それだからなのか、 『お前は少し猪突猛進な所がある。 それは、お前の長所であり短所だ。 だがお前の事だ。 何か譲れないモノがあって……つい強いものの言い方を相手にしてしまったんだろう?』 よっぽど僕は酷い顔をしていたんだろう。 いつも僕と口喧嘩が絶えないあのシルバーが僕を心配しているんだから。 『相手がなんて言おうと先に手を出したのはあっちだ。 だから、お前がそう気に病む必要はないぞ』 大丈夫かと声を掛け、無口な筈なのに僕を案ずる言葉ばかりを口にする。 お前は悪くない、そう落ち込むな、と優しい言葉を僕に与えてくれる。 聞きたくないのに縋ってしまいそうになる。 僕が間違っているのに ああ、止めてくれ。 これは全部違うのに。 身が捻れるような思いだった。 とんだお笑い草ではないか…… 僕の首にはきりきりと確実に縄が締められていた。 自分で編んだ特大の大縄。 太くて硬くて、僕を断罪するための強い強い鋼糸でできている。 苦しくて辛くて、逃げ出したくて堪らない。 罪から逃れたくて、消したくても、もうどうにもならない後悔の渦が僕の心を掻き乱して離さないのに…… 『おや、僕が一番最後になってしまったか……』 『ま、マレウス様……』 嗚呼、遂に貴方様は来てしまった。 どうすることも出来ない僕を。 もしかしたら……貴方様の大事な人を奪ってしまった僕を。 『お待ちしておりました』 『待っておったぞマレウス!』 しかし、僕は腹を括らなければならない。 どんな罰が待っていたとしても。 例え貴方様の信用を失うことになったとしても。 僕は家臣としての誇りは失わない。 それだけは守らなければならない。 僕は、その場に膝をつき臣従の意を我が主に示した。 『マレウス様。 自分勝手な思想のために人の子を、彼女を、傷つけしまったこと。 酷いことを言って、つらい思いをさせて、涙を流させてしまったこと。 何も言わず悲しそうにしていたこと。 その時の彼女を見て、また酷いこと口にしてしまって、自分が何より後悔したこと。 彼女の友人が僕に対し怒りを持ったこと。 その暴力の原因は僕だということ。 彼女はそんな僕を、酷いことをしたこの僕を、その友人から庇ってくれたこと。 リドル先輩がその場をおさめてくれたこと。 最後に彼が僕に対して助言を残してくれたこと。 「助言?」 「はい。 リドル先輩は去る間際に私に対し『お前の素直さを他の者にも与えよ』と、そう言っておりました。 ですが、私にはその意味が分かりませんでした。 私の凡庸な知識では……彼のその真の意を汲み取ることが出来ませんでした……」 僕は片膝を付き平伏しながら、ソファに掛けるマレウス様に本当の事情を説明した。 あるがままを全てを包み隠さずに。 脚を組みかえになるマレウス様の両サイドにはリリア様そしてシルバーが整然と起立していたが、 「アッハッハッハッハッ!!」 「お、親父殿!?」 と、何かに堪えきれなかったのかいきなりリリア様が腹を抱えになった。 シルバーはそんなリリア様に驚いていたが、マレウス様は別段何事もない様子で、 「うるさいぞリリア……」 「おっとこれは失礼した……でもな、くふふっ……やはりおぬしは真面目じゃのうセベク?」 マレウス様が軽くお叱りになったいうのに当のリリア様には全くの反省の色は見えなかった。 それどころか、リリア様はマレウス様の前を横切って僕の前でその足を止め、 「おぬし……本当は全部分かっとるんじゃろう?」 と、何とも楽しげに、それでいて心から優しげに僕に対し何かを諭そうとしてくださる。 でも、それもリドル先輩の助言と同じくその真意を読み取ることが僕は出来なかった。 「…………い、いいえ」 「では、何故おぬしは今そんな顔をしておるんじゃ?」 「そんな顔とは……?」 指摘されて思わず両手で隠そうにも、 「酷く、酷く、心から何かを後悔している様な顔じゃ。 だからさっき自分でも言ったじゃろうて!!『人間の少女に対し酷い事を言った。 後悔している』と……なあ?シルバーも聞いておっただろう?」 「はい。 耳にしております」 「素直になれセベク。 でなければお前マレウスにこの談話室の座り心地超抜群のソファにずっと座らせるつもりか!」 「親父殿それは余計です」 「うむ!ならそうじゃ……人をダメにするソファが妖精にも効くか興味があるじゃろ?どうじゃマレウス?」 「り、リリアさー!!」 「確かにそれは……僕も興味があるな」 「マレウス様までっ!!?シルバー!!お前からも何か言って、」 「お二人が良ろしければ俺も知りたいです」 「な、お前まで!?どうして、なんで……」 もう意味が無かった。 何もかもすべて。 「だから素直になれセベク?」 「うっ!で、ですがっ……」 「くどいぞ!!」 「っ!!」 もう何も言えない。 本当にどうすることも出来ない。 でも、僕の心の中にはそんな恥と、焦りと、後悔と、大きな困惑と、ほんの少しの喜びがあった。 本当にいいのだろうか? この感情を認めてしまって。 マレウス様やリリア様、シルバー以外の身内の者以外にも…… 「後悔しとるなら謝る!それが世の常じゃろうて。 何をそう弱腰になっとるんじゃ!!」 「……ゆ、許してもらえるでしょうか……?」 「もし一回で済まんかったら許してもらえるまで何回でも行けばいい!!なんならわしも付いてってやるぞ?」 「そ、そそそ、そんな恐れ多いことは!!」 「僕も付いて行こうか?」 「おやめください貴方様まで!!付き添いならばシルバーで十分です!!」 「俺は何も行くとは言ってー」 「つべこべ言うな!!お前はマレウス様とリリア様にこんな事を付き合わせる気か!!?」 「ならお前がひとり行けばいいだろう?」 「や、やかましい!!で、出来ないからこうやって頼んでいるのではないか!!!?察しろ!!」 もう、いても立ってもいられなかった。 僕はその場でシルバーといつもの様に口喧嘩をしていた。 もう彼はいつもと変わらない彼だったから。 そして何より僕自身の気持ちが落ち着いたから。 不安と焦燥が、胸にこびり付いて取れなかった心のヘドロが浄化された様な気がしていた。 「セベク」 「はっ、これは大変失礼いたしました若様!!」 「いや僕も行こうかと思う」 貴方様があまりに唐突に本当に真面目な顔でそう仰るものだから、 「リリアもだ」 「だからわしは行くって最初から言っとるじゃろうが!」 「シルバーも明日僕たちに同行しろ」 「了解しました。 ではローズハートにそのように伝えておきます」 今度は行き詰まって、 何を言っていいのか分からなくなって……ただたじろいだ。 何を求める訳でもないのに目線をシルバー、リリア様、最後にマレウス様と順に追っていると、 「セベク」 「マレウス様……」 やはり貴方様が答えを持っていらっしゃった。 「お前が何をして何を思うかは……お前の自由だ」 「若様……」 「それがお前自身のためでも、僕のためでも、その他の誰かでも……僕はそれを止めろとは言わないし非難もしない」 「では罰を!!私に罰をお与えください!!二度とこの様な愚かな行為をしでかさないように私に罰を!!!」 「セベク」 「はっ。 このセベク、罰は何でも受ける所存でございー」 「言っただろう?僕はお前をどうこうするつもりはないとな」 「そ、それでは私の気がおさまらないのです!!私は若様の大切な方を……あの人間の少女を酷く傷付けたのですから……それで、もし彼女が貴方にもう会わないとなったら私はどうすれば!!」 「なら……彼女はそこまでの存在だったということだ」 「……え?」 「お前が僕を想ってあの人の子を遠ざけた。 なら僕はそれに従おう」 「そ、それでは……!!」 「確かに僕はあの人間の少女に興味を持っている。 でもそれだけだ」 僕は改めて、 マレウス様を真正面から見据えた。 やはりなのですね…… あの日、貴方様のお話をお聞かせしてもらった時に全てを知ってしまいました。 マレウス様。 貴方様はあの少女に…… 「まあ彼女と一緒にいると……不思議な気持ちになることが多いと……思う。 僕を知らないという新鮮さ?彼女を見ていて面白いからか?リリアといる時とはまた違う感じで……時に離れ難く思う時もある。 ……何だろうなこの感情は? しかし、僕はお前をそれほど信頼しているということだ」 「こ、この私に信頼を?」 「この得体の知れない感情……お前はそのために動いてくれたんだろう?勝手であれ僕がもう悩まないようにと。 違うなら違うでいいが」 「信頼なんて勿体ないお言葉を!!」 「後悔しているんだろう?」 「は、はい……」 「ならすべき事は既に与えた」 「はい。 ですが、私に罰はお与えください。 これはケジメです。 私が彼女に心から詫びるための楔をどうか……」 リドル先輩が言った言葉を思い出した。 『お前の素直さを他の者にも与えよ』 僕の解釈は……これで間違っていないだろうか? 僕が成長するための一歩に、 今度は正しく進めているだろうか? 「では、マレウス様。 俺からひとつ提唱しても宜しいでしょうか?」 ん? 何故このタイミングで今まで黙っていたシルバーが? 「いいだろう。 シルバーの発言を許可する」 リリア様も万人が綻ぶ様なニコやか笑みをされていて……一体なにを? 「先ほどのセベクの発言です。 一人は僕で、 もう一人は僕の目の前を楽しそうに笑っている、 「このオンボロ寮監督生ユウはセベク・ジグボルトの人間の新しい友人第3号ですとも!」 「そこは1号じゃないのか?」 「え?だって私はまだキミのことを許してないからね……まあエースとデュースとはすっかり仲良くなってたけど……」 「おかげで唇が切れてしまったがな」 「……あれだけ殴られてそれだけで済んだのが逆に奇跡に思えるね私は」 遡ること数分前。 学校の渡り廊下にて。 『ッオラァ!!フンッ!!ソラァッ!!』 『コレは監督生を泣かせた分!コレも監督生を泣かせた分!コレも監督生をー』 『エースとデュースは一体何のためにここまで連れてっ、ああこのままでは埒が明かない《首をはねろ》!!』 『『ぎゃあああ!!』』 『相当な恨みを買っていたんだな……』 『愉快なことじゃのう〜』 『…………』 『……貴様ら!人間にしては二人ともいい拳をしていたぞ!!』 『お前も結構タフだな……』 『見上げた根性あんじゃねえか!!』 拳を交わし合う男子高校生三人ーー 熱い友情 [完] ー 「スポコン漫画かと思ったわ……」 「??そのスポコンというのは何か知らないが、確かに先はアイツらだったな……」 シルバーが若様に提言したこと。 つまりそれは、 『人間の友を作ること』であった。 外に触れる機会が多くなっても僕はディアソムニアに、マレウス様に固執し過ぎているため今回の事件を起こしてしまった。 ならば、せっかく外界に出て来た機会を使い勉学の一環として人間の友人を作るべきではないかと、そうシルバーは説明していた。 社会の秩序、人間の思想や文化……まだまだ知らないことはたくさんあった。 罰にならない罰でないかと思ったりもしたが、若様やリリア様が快く頷いてくださったため僕はその罰を受けることにした。 もう二度と同じ過ちを繰り返さないように。 まあそれで口走ってしまったのが先ほどの暑苦しいマゾヒズム発言だったわけだが……言葉が巧みに表せない僕ではアレが限界だった。 「この辺でいっか……」 そして、今僕は彼女と二人中庭にいる。 和解したエースとデュース、リドル先輩はそんな二人を引っ張ってハーツラビュルに連れて帰り、 話が上手くいき始めた頃合にリリア様とシルバーは手を振りながら踵を返して、 若様は最後に彼女と別れる前に何か話をされていた。 僕は少し離れた場所に居たため内容は聞こえなかったが、若様が楽しそうに笑っていらっしゃるの姿を見て僕はほっとした。 「で、話とはなんだ?」 周りに僕と少女以外の人影は居ない。 風が仄かに草木を揺らし、それ以外は静寂が辺りを包んでいた。 しかし、彼女はそこでくるりと僕の方に身体を向き直ると思うと、一瞬優しく、それでいて何か悲しそうな表情を見せたうえで、 「あの時は泣いちゃってごめんなさい!!」 と、勢いよく頭を下げた。 「………………は?」 何かの聞き間違えかと思った。 意味が分からなかった。 今、僕に対して謝罪をしたのか?? なぜ彼女のつむじがよく見えるんだ?? 「ほら、あの時はガチ泣きしちゃったでしょ?」 「あ、ああ……まあそうだが、それは僕に責任が」 今でこそ彼女は笑っているが、あの時の彼女は確かに心から涙を流していた。 何も言わず、ただずっと……悲しそうに…… 僕が酷いことを彼女に言ったから。 「ううん、違うよ……あれは私が悪いの」 顔を上げた彼女の顔はやはり暗く、悲しく、くしゃりと微笑み、そして何より寂しそうだった。 「あの時セベクが言ったこと、全部本当だったから……」 「い、いまさらそこを掘り返すのか!!?いや、僕が悪いのは確かだがっ、それは悪いと思って……!!!本当に、いやだから、その……」 「あははっ。 キミって本当に真面目で面白いや!!」 笑っているはずなのに、 でも彼女の顔には悲しみかその類の色が消えない。 僕を見詰めるその表情も、 「私ね……ツノた、じゃなかった!!マレウス先輩ね!マレウス先輩!!!」 一瞬の慌てた態度。 でも次には、いつか見たあの方の……、 「私は……マレウス先輩といると凄くー」 『僕は……彼女といると凄くー』 ああ、きっと彼女もそうなのだ。 「凄く胸が虚しくなるの……」 『凄く胸が虚しくなるんだ……』 あの時の記憶と今の彼女と重なった。 強い憧れの様な、遠い存在を想う様な、愛しい相手を焦がれているその表情は、 「えへへ……なんでかなぁー自分でもよく分かんないんだけどねー」 無理に笑ってみせる彼女は僕から見ても痛々しく、 「あの時のセベクが言ったことが全部心に響いちゃって……あ!でもグリムには後から謝ってね!!今は確かにツナ缶消費機ガスバーナーバカ猫だけど初めっから完璧に出来る人なんてこの世には居ないんだから!」 「…………」 「ふふっ、なんで貴方がそんな思いつめたような顔をしているの?」 どこまでも優しくて悲しい表情。 「まず魔法が使えないでしょ?頭も良くないでしょ?運動は……普通かな?うーんでも特に良くないし、容姿がいい訳でも背が高い……まあマレウス先輩と比べたら皆低いっか!!それと財産、お金というか……身寄りも無いしね私は!!」 まるでそれが何でもないかのように、 「だから、貴方は私を憎んだままでいい。 私も貴方を許さないから……」 寂しいことを指で数えながら明るく振る舞う少女が僕の目の前に映る。 「セベクの言う通りだね。 いやになっちゃうくらい……」 僕はやはり間違っていたんだ。 僕は彼女のことを全く知らなかった。 何も知ろうとしなかった。 上辺だけの情報を判断して、勝手に決めつけて、彼女を傷付けた。 だから、今度は僕は……!! 「お前は強い……」 お前を勇気づける言葉を言いたい。 「皆が思う以上にお前は強かで……今の僕の目には今まで見てきた他のどの女性よりもお前は美しく見える」 「へ、ちょっ!!?せ、せせセベク!?キミなんてことを今っ……言うの!!?」 お前は自分のことをなんて事ない様に明るく下卑するくせに、褒められるとそんなにも照れて、顔を真っ赤に染めて、狼狽える。 「そ、それに……嘘は良くない、よ?」 「今でなくていつ言うんだ?あと、僕は嘘なんて付かない。 人間の様にそんなつまらないことなどしない!!」 「くぅぅぅぅう!!い、イケメンめ!」 「その言葉は僕でなく若様に……マレウス様に言ってやれ。 きっと、いや必ず……お前からならお喜びになられる」 そこでピタリと彼女の動きが止まった。 変に思い改めて彼女の顔を見てみれば、破顔と、そしてその決壊。 あの時と比べものにならない程の大粒の涙が彼女の瞳からこぼれて、ぽたりぽたりと透明な雫が頬を伝って草原に落ちた。 そして次に僕の心に再び沸き起こるは絶望。 「ま、また僕は人の子に……お前に、泣かせるうなことをよく考えもせず浅はかに言ってしまったんだな!!?」 「……………」 「思ったことを率直に伝えるのは間違いだったのか……?いや、でも嘘をつくのははばかられるもっと駄目だ!!では、どうすればよかったというのだ?嗚呼!このセベク一生の不覚!!」 「……………………」 「リリア様ならこの場でなんとおっしゃるだろうか?それかシルバーなら?……いや、やつが女性に気の利く言葉など思いつくはずが、」 「セベク……?」 「ああなんだ人の子よ!!僕の何がいけなかったのちゃんと説明をしてくれなー」 「ありがとう」 本当にここ最近で僕の耳は壊れてしまったとでも言うのだろうか。 「ありがとうセベク……」 何故こうも……僕の都合のいい言葉ばかり聞こえるのだろう? 「何を……言っているんだ貴様は……?泣かせておいて礼などと……!!意味が分からないぞ!!」 「本当にありがとう……!!」 「いや、だから……意味が、分からないと言っているだろう!!」 「あーりーがーとーうー!!!」 「なぜ袖を掴もうとっ、引っ張るな!!僕の腕に抱きつこうとするな!!?」 笑ったと思ったら泣いて、泣いたと思ったらまた笑う。 そして、今は、 「さっきのことだよ。 ……マレウス先輩と仲良くなることを認めてくれたでしょ?」 「は、ははは、はぁ?ぼ、ぼくがいつきき貴様と、ままマレウス様との祝言の仲を認めると言ったァぁぁぁああ!!!!???」 「え誰もそこまで言ってないんだけど……」 「コレこそ僕の幻聴か……?お前が若様の伴侶となるならば茨の谷へ……僕はおろかリリア様とシルバーまで……ブツブツ……」 「いや自分のワールドに入らないでよ!」 本当に上辺だけの情報などくだらない。 話してみればどうして若様が彼女に興味を持たれたのか惹かれるようになっていったのかが分かる……ような気がした。 彼女は明るく強かで、なにより美しい心を持っていた。 人故か、僕たちが人でないからか…… それか、彼女だからなのか…… それは分からない。 最後まで分からないことだらけだ。 いつか分かる日が来るのか、 はたは一生で、人よりも遥かに長い時を生きる僕にもそんな日が来るのか。 人だからこそ辿り着けるものがあるのか。 でも、彼女だからこそ貴方様は……。 ああ、でもやっぱり分からないな。 ああ、分からないことばかりだ。 「人の子よ……いや、ユウ!」 だからこそ僕は、 「ひとまず〝友〟としてお前を認めよう!!」 お前とあの方の行く末を、その傍らで見守ろう。 「うん!これからよろしくねセベク!!」 人である身のお前がどこまで行くのかを。 人でない身のあの方がお前をどうー 愛すのかを。 たまたま一人の時にいっつも会うんだ。 今思えば凄い偶然だよね!!あ、とそう思うとちゃんと約束したのはこれが初めてかも」 「………… わ、若様!!この人間!分かっているようで全く自分の気持ちを理解しておりません!!若様もそうですが……!! 」 「いや〜本当にツノ太郎と一緒にいるのが楽しくて!!まあ離れるときその分いつも寂しくなっちゃうんだけど……キミも友達になれたなら安心だね!」 「……は?」 「ツノ太郎と一緒にいると……何だか胸がドキドキしちゃって困る時があったから。 変な話だけど気まずくならなくてすむ」 「 いや自覚してるのか? 」 「これからは三人で遊べるから寂しくないね!」 「 なんて曇りの無い笑顔!駄目だこの人間話にならない!! 」 「図書館は初めてだけど……楽しみだな!」 「誘いは嬉しい……が、その日は用事があるから遠慮しておく 不肖ながらこのセベク!若様の助力させていただきます!! 」 「そっかー残念。 ならエースとデュースでも誘って、」 「いや!お前と!若様と!二人で図書館だ!!!いいな!!?」 「こ、声でか……!!」 「いいな!!?」 「セベクの声は脳髄に響く……」 「返事は!!!?」 「はい、分かったけど……ふふっ」 「なんだ笑って……気色悪い」 「泣いちゃうぞぉー?」 「くっ……どうして笑っているんだ?」 「いや、まさかセベクに……友達として後押しされるなんてね」 「……何を言って、」 「私がツノ太郎のことを特別に思ってるの気づいてるんでしょ?」 「っ!!お前分かって、いて……あのような世迷言を口走ったのか!!?」 「さあどうだろう?」 「巫山戯るなよ人間が!!調子に乗ってあの方を弄ぶ様な真似をするならば……僕がお前を殺すぞ!!」 「ふふふっ」 「何故そこで笑う!?答えろ人間!!」 「正直分からないの……彼を〝そう想ってる〟のか自分でも分からない」 「なっ……!!」 「私は元の世界で、誰かを特別に想う前にここに来てしまったから……今の私の〝この感情 〟をどう言葉で表すのか分からない……知らないわ」 「でもお前は若様を想うと胸が苦しくなるんだろう?ならそれは紛うことなき……」 「っ!その先は言っちゃダメ!」 「は?」 「その答えは自分で見つけるから……セベクが言っちゃダメだよ」 「ならば……どうしろと……?」 「見守ってて……?」 「なぜ疑問系なんだ」 「じゃあ何かアドバイスしてくれるの?」 「何に?」 「ツノ太郎を口説く必勝法、とか?」 「は、ははは恥を知れ婦女子だろう貴様は!!?」 「あははっ、やっぱりセベクって真面目で面白いや!!」 「…………はぁ勝手にしろ。 僕は貴様なんぞ知らん。 僕は若様に付くからな」 「うん!それがいいよ。 だから、やっぱりキミは見守ってて?私がどうなるか……」 「ああ、」 「友達として」 「ああ」 「約束ね。 ちゃんと最後まで見ててね……」 「…………ああ」 「で、振られたら慰めて……?」 「は?なんで、僕がそんなことを、」 「友達でしょ?私たち」 「……人間の友とは、そういうものなのか?」 「……たぶん」 「……そこはそうだと自信良く言わないのか」 「嘘は良くないと思うから……でも、慰めてね。 これも約束よ?」 「……ああ、分かった。 約束だ」 「約束ね」 「約束だ」.

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【ツイステ】キャラ/セベクの詳細

セベク ツイステ

【10位】ルーク・ハント:177cm• 【11位】ケイト・ダイヤモンド:176cm• 【12位】アズール・アーシェングロッド:176cm• 【13位】シルバー:176cm• 【14位】ジャミル・バイバー:175cm• 【15位】デュース・スペード:173cm• 【16位】エース・トラッポ:172cm• 【17位】ラギー・ブッチ:171cm 続いて170cm台のキャラクターは、なんと8人! 公式ツイッターでも、ツイステキャラの平均身長は175cmあたりと言われています。 ということは、スカラビア寮のジャミルやディアソムニア寮のシルバーが平均身長ということになりそうですね。 これくらいの身長が、女性としては一番理想の身長なのかもしれません! 平均身長のジャミルでも一番高身長のマレウスと比べると25㎝ほど差があるので、頭一つ分くらいの身長差がありそうです。 ここからも、いかにマレウスが高身長かが分かりますね。 【20位】リリア・ヴァンルーシュ:158cm• 【21位】エベル・フェルミエ:156cm• 【22位】オルト・シュラウド:148cm リドルやカリムに続いて身長が低い150cm台のキャラクターは2人。 ディアソムニア寮のリリアとポムフィオーレ寮のエベルです。 2人とも可愛らしい見た目のキャラクターなので、身長が低いのも納得ですね。 そして、ツイステキャラの中で最も身長が低かったのはイグニハイド寮のオルト・シュラウド。 オルトの身長は148cm! 同じイグニハイド寮の寮長で兄のイデアとの身長差は35cm。 最も高身長なマレウスとの差はなんと54cmもあるんです! 横に並ぶと小さな子供と大柄な大人ほどの身長差がありますね。

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