3 びき の やぎ の がらがら どん。 『三びきのやぎのがらがらどん』(1965)のあらすじ・口コミと評判【北欧民話のロングセラー絵本】

三びきのやぎのがらがらどんのあらすじと教訓!身を守る為。

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名前はどうしてがらがらどん? 『三びきのやぎのがらがらどん』は、ノルウェーのアスビョルンセンとモオが採集した北欧民話です。 スウェーデン語では「De Tre Bukkene Bruse」(「三匹のやぎのブルーセ」)という題名で、「Bruse」という名前には「うなり声、騒音」という意味があります。 英訳は「The Three Billy Goats Gruff」で、「Gruff」は「しわがれ声、ぶっきらぼうなしゃべり方」という意味です。 瀬田貞二さんはうるさい感じやしゃがれ声をイメージして「がらがら・どん」、という日本語にしました。 「さん」とか「君」という意味の「どん」ですが、とても語感がいいです。 「やぎのがらがら」では、この絵本のおもしろさは半減するような気がしませんか? 3匹がどういう関係なのかは特に語られていないところに、想像力の余地があります。 家族や兄弟かもしれないし、友だち同士かもしれません。 でも、その中で知恵と力を働かせて強欲なトロルを倒し、すばらしく「おなかいっぱい」になるところに読者は爽快感を覚えます。 三人寄れば文殊の知恵。 三本の矢は折れない。 力でトロルをねじふせたのは大きながらがらどんでしたが、最終的にはチームワークの勝利です。 もとのお話は「三匹のオスヤギ、ブルーセ」 アスビョルンセンとモオが編んだ『ノルウェーの民衆の冒険物語』から18編が収録されています。 『三びきのやぎのがらがらどん』は、北欧民話として大変有名なお話です。 北欧民話集の『太陽の東月の西』には「ふとりたくて丘にゆく三びきの牡ヤギ・ブルーセ」という題名で収録されています。 「いいとも、さあこい!ぼくには、二本のやりがある。 おまえの目玉を、耳のとこまでえぐってやろう。 おまけに、丸くて重い、二つの石ももってるぞ。 おまえのからだを粉々に、骨もいっしょにくだいてやろう」 (「ふとりたくて丘にゆく三びきの牡ヤギ・ブルーセ」) 「さあこい! こっちにゃ 二ほんのやりが ある。 これで めだまは でんがくざし。 おまけに、おおきな いしも 二つ ある。 にくも ほねも こなごなに ふみくだくぞ!」 (『三びきのやぎのがらがらどん』) 字数制限の厳しい絵本では瀬田さんのリズミカルな訳が光り、迫力が伝わります。 より文学に近くなっているともいえるでしょう。 「ふとりたくて丘にゆく三びきの牡ヤギ・ブルーセ」には、いかにもその土地の言葉で語られた民話の趣があります。 5 価格:1,050円(税込) マーシャ・ブラウンの深みのある絵 『三びきのやぎのがらがらどん』の元になっているマーシャ・ブラウン版です。 やぎが意味ありげにほほえんでいるようなポール・ガードン版です。 初歩的な「読みもの」です。 字のフォントも女の子っぽいケティ・サンダース版です。 お話が簡潔であるゆえに、『三びきのやぎのがらがらどん』はむしろ、画家のマーシャ・ブラウンの絵本として認識されています。 おいしい草が生えている山の上のほうをうれしそうに眺める3匹のやぎの絵から始まり、谷川の岩場と一体化したトロルの迫力もその対決のすごさも、絵によって語られます。 少しくすんだ、水色と黄色と茶色を基調にした絵本には、野の落ち着きがあり、悪との対決の緊迫感とその後、おいしい食べ物で満たされに行く解放感の対比が見事ですね。 洋書では「The Three Billy Goats Gruff」の絵本や読み物が何冊も出ています。 5 価格:525円(税込).

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三びきのやぎのがらがらどん|おもちゃばこ

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ノルウェーの昔話のひとつとして誕生した『三びきのやぎのがらがらどん』。 1841年に、民話作家のペテル・クリスティン・アスビョルンセンとヨルゲン・モーの2人が共著として発表した『ノルウェー民話集』に収録され、話題となりました。 日本ではマーシャ・ブラウンがイラストを手掛けた絵本が有名でしょう。 映画「となりのトトロ」に本作が登場したり、アニメ「きかんしゃトーマス」にも本作をもとにしたエピソードがあったりと、他の創作にも影響を与えています。 では、あらすじを簡単に紹介していきましょう。 あるところに「がらがらどん」という名前の、大・中・小の大きさをしたやぎがいました。 3匹は太るための草を求めて、とある山を目指します。 しかし山へ行くためには、長くて大きな橋を渡らなければなりません。 そして橋の下の谷底には、恐ろしいトロールがいるのです。 まずは、1番小さなやぎが橋を渡ろうとします。 するとトロールが現れて、「お前を飲み込んでやる」と言いました。 小さなやぎは「あとから大きなやぎが来る」と言い、見逃してもらいます。 次に、中くらいのやぎが橋を渡ろうとすると、再びトロールが現れました。 「お前を飲み込んでやる」と言ってきますが、中くらいのやぎも「あとから大きなやぎが来る」と言って、見逃してもらいます。 最後に大きなやぎが橋を渡ろうとすると、またトロールが現れます。 これまでと同じように威嚇をしてくるトロールに対し、大きなやぎは正面から立ち向かい、やっつけることに成功しました。 そうして3匹は無事に山へ行き、草をたくさん食べて太ることができたのです。 教訓1:力をあわせて困難を乗り越えることが大切 『三びきのやぎのがらがらどん』に登場するやぎたちは、山へ行って草を食べるという共通の目的を持っていました。 しかしそのためには、トロールのいる橋を渡らなければなりません。 小さなやぎと中くらいのやぎは、1番力の強い大きなやぎに頼ることで、無事に橋をわたることができました。 もしも3匹一緒ではなく、1匹ずつ山に向かおうとしていたら、うまくはいかなかったでしょう。 困った時には機転を利かせて助けあうことが大切だとわかります。 教訓2:欲張ると損をすることもある 橋の下にいるトロールは、まず小さなやぎを食べようとしましたが、「あとから大きなやぎが来る」と言われたためみすみす見逃してしまいました。 中くらいのやぎに対しても、同じ失敗をしています。 もしもトロールが小さなやぎか中くらいのやぎを狙っていれば、やすやすと倒すことができたでしょう。 大きなやぎを食べようと欲張ったがために、返り討ちにあってしまったのです。 なぜ1番大きなやぎが最初に橋を渡らなかったのか考察 作中に登場する3匹のやぎは、小さい順にトロールのいる橋を渡っていきましたが、最初から1番大きなやぎが渡ってトロールをやっつければ、小さなやぎと中くらいのやぎは安心して橋を渡ることがができると思いませんか? なぜ大きなやぎから橋を渡らなかったのか、その理由を考えてみましょう。 1:子どもにたくさん餌を食べさせるため 小さいやぎは「子ども」、中くらいのやぎは「母親」、大きいやぎは「父親」と考えてみます。 お腹をすかせた彼らが餌場に向かう際、1番太るべきものから行くのが動物の定めでしょう。 彼らがトロールの存在を知らなかったと考えると、小さな子どもから橋を渡るのは当然でしょう。 2:全滅しないため もしも大きなやぎから橋を渡り、トロールに負けてしまったら……大きなやぎが命を落とすことはもちろんですが、小さなやぎと中くらいのやぎも山に辿りつくことができず、いずれは餓死してしまいます。 反対に、『三びきのやぎのがらがらどん』の物語のように最後に大きなやぎが橋を渡り、仮にトロールに負けてしまったとしても、小さなやぎと中くらいのやぎは山に行けるのです。 このように考えると、彼らは最悪の場合でも2匹は生き残れるように、「戦略」として小さなやぎから渡ったのかもしれません。 3:実は1匹のやぎの成長過程 本作に登場する3匹のやぎは、共通して「がらがらどん」という名前をしています。 彼らがどんな関係なのかもまったく記されていないことから、同一人物である可能性も考えられるでしょう。 最初に橋を渡った小さなやぎが「「あとから大きなやぎが来る」と言いますが、「あと」は「すぐあと」なのか、「数日後」なのか、詳しい説明はありません。 小さなやぎが何度も山へ行って成長し、大きくなったところでトロールを退治したとも考えられます。 『三びきのやぎのがらがらどん』と「となりのトトロ」の関係を考察 スタジオジブリのアニメ映画「となりのトトロ」には、『三びきのやぎのがらがらどん』にちなんだ事柄がたびたび登場しています。 まず物語の序盤、4歳の少女メイが森の奥に迷い込み、大きな不思議な生き物と遭遇します。 名前を尋ねると、「トトロ」と答えたように聞こえました。 家に帰って姉のサツキに報告をすると、サツキは「トトロ」が「絵本に出てくるトロール」だと認識するのです。 『三びきのやぎのがらがらどん』が生まれたノルウェーでは、トロールはいたずら好きの妖精と認識されていて、物が突然なくなるとトロールのせいだ、と言われることもあるのです。 容姿は毛むくじゃらで巨大だそう。 また「となりのトトロ」に登場するトトロが、大トトロ、中トトロ、小トトロと3体いることも『三びきのやぎのがらがらどん』と共通しています。 ちなみに3匹のやぎの名前である「がらがらどん」は、ノルウェー語で「うなり声」を意味する言葉を訳したもの。 「となりのトトロ」においても、メイはトトロのうなり声を聞いてその名前を解釈しているのです。 そして決定的なのは、「となりのトトロ」のエンドロールにおいて、メイとサツキの姉妹が、お母さんに『三匹の山羊』というタイトルの絵本を読み聞かせしてもらっているシーンが登場すること。 表紙には、橋の上を渡る3匹のやぎと、それを下から見るトロルの姿が描かれています。 さまざまな場面において、『三びきのやぎのがらがらどん』と「となりのトトロ」が非常に関係の深い作品だとわかるでしょう。

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『三びきのやぎのがらがらどん』と「トトロ」の関係は?教訓や魅力も紹介!

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三びきのやぎ、名前はどれも「がらがらどん」。 山へ草を食べに行く途中、谷川が流れているので、小さなやぎから順番に橋を渡ることにしましたが、橋の下には恐ろしい化け物の「トロル」がいます。 やぎが橋を渡ろうとすると、「ひとのみにしてやろう」とおそいかかりますが……。 本作を語る上でまず外せないのは、化け物「トロル」の恐ろしさです。 巨大な顔にはぐりぐりと大きな目が光り、天狗より長く太い鼻がそびえたっています。 ぽっかりと空けた口にはするどい牙が見え、毛の生えた大きな手がこちらに向かってくる……! 赤茶色と黒がベースになった色合いもまた恐ろしく、目をそむけたり泣き出してしまうお子さんも多いことでしょう。 そんな恐ろしい化け物を迎え撃ったのは、小さなやぎたちの機転と、大きなやぎの強さと勇敢さ。 まるで親子が力を合わせて、大きな困難に打ち勝ったように思いませんか? さわやかな草場で三びきが仲良く草を食べるラストシーンが、その絆を一層深めてくれることでしょう。 そして、1965年に翻訳出版された本作では、古典の翻訳絵本ならではの表現も楽しむことができます。 例えば 「あるとき、やまの くさばで ふとろうと、やまへ のぼっていきました」 という一文。 この後も「やまへ ふとりに いくことろです」という表現が出てきて、「食べにいく」という意味だというのはわかりますが、これを敢えて「ふとりにいく」と表現するその直接的な手法に、古典作品の力を感じます。 他にも「古典作品ならでは」と感じる表現を、ぜひ探してみて下さいね。 チョキン、パチン、ストン。 はなしは おしまい。 (洪愛舜 編集者・ライター) 山の草をたべて太ろうとする3匹のヤギと、谷川でまちうけるトロル(おに)との対決の物語。 物語の構成、リズム、さらに北欧の自然を見事に再現したブラウンの絵、完璧な昔話絵本です。 【金柿パパ】 「もういっかい!」が止まらないおはなし。 出会った頃はまったく理解不能だったけど、楽しいとかドキドキとかって理屈じゃないんだなってわかります。 難しく考えずに親も一緒に楽しんじゃいましょう! 20年以上前だが、息子が2〜3歳のときに、何度も何度も読んでと持ってきた絵本。 結局何回読んだのだろうか?今となっては分からないが… なぜ、それほど息子をひきつけたのか、20年、さまざまな昔話を子どもたちに語る経験をつんで、やっと分かってきた気がする。 人生への肯定感、困難を乗り越える勇気、力強く生きることへの憧れ、など、この昔話の根底にあるメッセージが、日々成長しようとしている子どもの心にマッチしていたのだということが。 それも、作者、訳者の、昔話の持つ力への理解、高い芸術性、なにより、子どもたちへの深い愛情があったからこそ、できたことだろう。 息子は、昔話の励ましのメッセージを、ちゃんと受け取っていたのだと思う。 (ひなぎくの花さん 50代・その他の方 ).

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