不死 川 実 弥 pixiv。 #不死川実弥 #伊黒小芭内 21歳組が真冬の海に行く話

#2 実は仲良い21歳組

不死 川 実 弥 pixiv

顔や体には傷がたくさんついており、喧嘩っ早いのが特徴的です。 これだけの傷があるということは、戦闘回数でいったら柱の中では最も多そうですよね。 もう一つの説として、鬼を誘惑するために自分で傷をつけて血を流しているということも考えられます。 不死川実弥は鬼の大好物である 稀血持ちなので、鬼と戦う時に自傷しているのかもしれませんよね。 実際、禰豆子の目の前で腕を切って血を流していましたし。 一見、知性も理性もなさそうに見えますが、理性的で常識的な一面もあり、産屋敷輝哉の前では礼節をわきまえています。 ちゃんと土下座していたところには炭治郎も驚いていましたね。 趣味はカブトムシを育てることらしく、戦うことは好きだけれども、生き物に対しての慈悲は深いのかもしれません。 そして、不死川実弥の好きな食べ物として明らかにされているのがおはぎ。 これまたかわいい設定ですよね笑 不死川実弥のおはぎ好きがバレたシーンについて掘り下げていきます。 鬼滅の刃|不死川実弥のおはぎ好きがバレたのは何巻? 炭治郎に不死川実弥のおはぎ好きがバレたシーンは 16巻の第136話です。 そのシーンはこちら。 炭治郎がそこまでして不死川実弥に話しかけているのは、仲良くなりたいから。 一度、一悶着のあった二人ですから、仲を深めたいんでしょうね! でも、炭治郎の思いとは裏腹になぜか不死川実弥はイラッとしている様子。 おそらく、おはぎ好きであることをバレたくなかったのでしょう! なぜかというと、男が甘いものが好きというのは恥ずかしく思う人もいて、まさに不死川実弥がそのタイプだったからだとうかがえます。 不死川実弥はプライドが高そうですからね笑 炭治郎も不死川実弥と仲良くなりたいのなら、他の方法でアプローチするべきでした。 鬼滅の刃|不死川実弥が強いとされる理由 【『鬼滅の刃』コミックス第17巻発売まであと1週間!! ぜひ発売をお楽しみに!!! 強いと言われる根拠は下記の通り。

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【鬼滅の刃】「柱」が全滅する死の法則!!次の標的は義勇と実弥…死んだ柱の驚愕の共通点…【203話で変柱が】【きめつのやいば】※ネタバレ注意

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大正時代にタイムスリップしたシリーズの番外編となります。 オリ主の名前がでます。 春 はる ちゃんです。 相変わらず口調迷子です。 そしてキャラ崩壊しています。 特に冨岡さん!!!! なんでも許せる方のみお読みください。 [newpage] 胡蝶しのぶは見た! 姉のカナエに不死川さんの買い物に一緒についてきてくれないかと頼まれたのが、つい先日のこと。 何でも不死川さんが彼女に贈り物をしたいとのこと。 あの不死川さんに彼女がと聞いて、どうしても思い出してしまうのは、前世の不死川さんの想い人、春さんのこと。 あの二人は、お互いがお互いを大事に思い、愛し合っていた。 あの鬼にしか興味のなかった不死川さんが変わったのは、春さんに出会ってからだ。 鬼を惑わすための自傷行為も減ったし、怪我をしても素直に蝶屋敷に来るようになった。 不死川さんは何も言わないが、きっと春さんのためだ。 春さんの待つところへ帰りたい、春さんと一緒に生きていきたいと願っているようだった。 何より春さんといるときの不死川さんは随分と幸せそうだった。 あの誰もが恐れる凶悪顔も春さんの前だとゆるゆるに緩みきっていたし、いつも優しい眼差しで愛おしい春さんを見ているものだから、思わずこちらもにやけてしまうほどだった。 さて、あの二人は一体どうなったのだろうか。 不死川さんは一体どんな最後を迎えたのだろうか。 春さんのそばで思い残すことなく生涯を終えたのだろうか。 はたしてこの世界に春さんはいるのだろうか。 かつては同じ柱として共に戦った同志だが、今では教師と生徒。 不死川さんと春さんの最後は聞くに聞けないだろうが、今世の不死川さんの彼女も春さんのように暖かな人だといいなとどうしても願ってしまうのだった。 それから日が流れ、姉と共に不死川さんに連れてこられたのが、SNSや雑誌で話題のコスメショップで、つい姉とアイコンタクトを取ってしまう。 何せこの淡いピンクを基調にしたかわいらしい店内に、不死川さんは面白いくらい似合わない。 壁紙の花柄と不死川さんのコントラストが面白くて吹き出してしまいそうだったので、買い物は姉に任せお手洗いへと逃げてきてしまった。 あの店内で物色する不死川さんを想像すると、ついつい頬が緩んでしまう。 さて一体不死川さんは彼女に何をプレゼントするのだろうかと考えていると、トイレに駆け込んできた女性と肩がぶつかってしまい、謝ろうと顔を上げるとそこには懐かしい、つい先日思い返していた人がいた。 「あの、もしかして春さん?」 「え?え?しのぶさん!!!!しのぶさんだぁーーーー!!!!」 彼女もこの世界にいたことに思わず嬉しくなってつい抱きしめてしまった。 不死川さんには及ばないかもしれないが、私も春さんが好きだった。 この人の優しさに周りを照らしてくれるような明るさに、私もいつも救われていた。 「しのぶさんも生まれ変わったんですね!!」 「私も、ということは誰か他に知ってるんですか?」 「あ、えっと・・・実弥くん・・・」 春さんは相変わらず元気でかわいらしくてとっても表情豊かだ。 不死川さんの名前を出してぼろぼろと泣き出してしまった春さんの背中を撫でながら、私はすぐに春さんの涙の訳に気付いてしまった。 「お時間がよろしければそこのカフェでお茶でもしませんか?私で良ければお話聞きますよ」 不死川さん、ごめんなさい。 どうやら春さんのこと泣かしてしまったみたいです。 すぐ近くのカフェに入り席に着き、不死川さんとまだ一緒にいるであろう姉にメールを送る。 店内にお客はまだらで、頼んだコーヒーもすぐに運ばれてきた。 「春さんも生まれ変わっていたんですね」 私の問いに春さんは困ったように笑っている。 私を始め、姉のカナエも不死川さんも、キメツ学園にいる先生や生徒の多くは転生者だ。 春さんもきっとそうだろうと深く考えずに聞いてみたが、どうやら違うようだった。 驚いたことに春さんは転生者ではなく、もともとこの世界の人間だという。 にわかには信じられないが、川に飛び込んであの時代にタイムスリップしてしまったとのこと。 そしてあの鬼舞辻無惨との戦いと時を同じくして、元のこちら世界へ戻ってしまったことを教えてくれた。 この世界に生まれ変わった不死川さんと再び出会ったのはつい最近だという。 私や姉以外にもこの時代に生まれ変わった人達がいることを知った時も驚いたが、この春さんの話はそれ以上に驚きの連続だった。 でもその話が嘘か真か、そんなことがどうでも良くなるくらい不死川さんの話をするときの春さんの優しい顔に、こちらまで胸の奥が熱くなり、不死川さんを想う春さんの気持ちが痛いくらいに伝わってくる。 そうこうしている間にもカフェの入り口に姉と不死川さんの姿を見つけたが、そちらに背を向けて座っている春さんはまだ気づいていない。 「それで、先ほどの涙の訳を話していただけますか?」 「ちょっと気になってたハンドクリームがありまして・・・」 「あのパッケージが花柄の?」 「そうです!!ちょっと試してみたくてお店に行ったら、そこで見ちゃって・・・」 「見たとは、何を?」 「実弥くんがものすごーーーく綺麗な女の人と2人でいるところを・・・。 あ、もちろん、実弥くんに限って浮気とかではないと思うのですが、隣にいた女性がとんでもない美人で、おっぱいも大きくて、スタイルも良くて、とってもお似合いに見えました・・・」 私の読み通り、タイミング悪く姉と不死川さんが2人でいるところを目撃してしまったようだ。 姉のことを褒めてくれるのは嬉しいが、私からすると不死川さんと春さんの方がよほどお似合いだ。 後ろの席でこちらの話に聞き耳を立てている不死川さんのために、もう少し踏み込んでみようと思う。 「つまり妬いているんですね?」 「そうですね。 嫉妬というよりも不安だったのかもしれません」 「不安?」 「実弥くんはとってもかっこよくて、とっても優しくて、私にはもったいないくらいで・・・」 「そんなことないですよ。 ね、不死川さん?」 「え?うそ!!え、なに?」 後ろの席で耳まで真っ赤にしている不死川さんが、ジロリとこちらを睨んでいる。 そんな不死川さんに気づいた春さんもアワアワと焦っている。 恥ずかしそうにこちらの席に移ってくる不死川さんの手には、しっかりと花柄のショップバックが握られていて、思わず頬が緩んでしまう。 まだまだこのお熱い二人の様子を眺めていたいが、邪魔者はそろそろ退散してあげましょう。 「春さん、不死川さんもあなたのことがとっても好きみたいですから、安心してくださいね」 「胡蝶!!テメェ!!余計なこと言うんじゃねぇ!!!」 カフェを出る前に一度振り返ると、不死川さんが春さんに例のプレゼントを渡しているところで、それを受け取った春さんは本当に嬉しそうに花が咲いたように笑っていた。 そしてその笑顔につられて不死川さんも今まで見たことのないくらいに優しく笑っていて、どうか愛し合う二人が、今世こそ共に生きる幸せを享受できますようにと願うばかりだった。 [newpage] 冨岡義勇は見た! 近頃、不死川の様子がおかしい。 いつもどこか怒っているような顔をしている不死川だが、時々自身のスマホを眺めては、頬を緩めてふにゃりと微笑んでいるのだ。 初めてその場面に遭遇したときはたいそう驚いた。 あんなに優しい顔をした不死川を見たのは、前世も含めて初めてだったからだ。 もしかするとおいしいおはぎのお店でも見つけたのかもしれないと、「俺にも そのお店を 紹介してほしい」というと、何故だか鬼のような形相で睨まれて「死ねぇ!!!!」とぶん殴られた。 何故だ、解せぬ。 おいしいおはぎのお店をよほど教えたくなかったのだろうか。 不死川と仲良くなれるチャンスだと思ったのに、なかなかうまくいかない。 それからもう一つ、不死川と仲良くなるために観察していてわかったことがある。 金曜日は何故か決まって定時で帰るのだ。 不死川はいつも仕事をきっちりとこなしているが、金曜日はいつも以上に集中しているように見える。 決して俺には真似できないスピードで仕事を進めているのだから、不死川はやっぱり凄いやつだ。 いったい金曜日に何があるのだろうか。 考えても答えが出てこなさそうなので、隣で帰り支度をする不死川に素直に尋ねてみることにした。 これはもしかすると仲良くなるチャンスかもしれない。 「不死川、何か用事でもあるのか?」 「あァ?テメェには関係ねぇだろうがァ」 ここで負けてはならぬ。 口ではキツイことを言っているが、なんだか不死川は心なしか嬉しそうだ。 きっとおはぎだ。 おはぎに違いない。 不死川をこんなにウキウキさせるのはおはぎくらいしか思いつかない。 きっと金曜日限定のスペシャルなおはぎを食べに行くに違いない。 「俺も一緒に行ってもいいだろうか?」 「良い訳ねぇだろうがァ!!!クソがァ!!!!」 俺は不死川と仲良くなりたいだけなのに、どうして上手くいかないのだろう。 不死川は舌打ちをしてズカズカと職員室から出て行ってしまった。 仕方ない、また次の機会に頑張ってみようと小さく溜息を漏らすのであった。 その日の帰り道、スーパーの入り口でレジ袋片手に立っている不死川を見つけたので、これは仲良くなるチャンスが再び巡ってきたのだと声をかけようかと思ったが、出来なかった。 店の中から出てきた綺麗な女性が不死川の名を呼んだからだ。 その時の不死川の顔を俺は一生忘れることが出来ないだろう。 あの不死川が屈託のない笑顔を見せているのだ。 俺の知っている不死川の笑顔といえば、鬼を前にした時の狂気じみた笑顔かせいぜい微笑む程度のもの。 不死川は好いた女にはあんな顔して笑うのだなと微笑ましく二人の様子を見守っていると、こちらに気づいた不死川がズカズカと近づいてきた。 先ほどまでの笑顔は何処へやら、こちらに向かってくる不死川はいつも通り怒っているような顔をしているが、きっと照れているのだろう。 もう不死川とも長い付き合いだ。 照れ隠しであろうことくらいすぐにわかる。 「おい!!!テメェがなんでこんなところにいやがる!!!!」 「・・・ 金曜日に早く帰るわけは おはぎじゃなかったんだな」 「あァ?なんの話だァ!!!」 不死川が持っているスーパーの袋には、ネギがはみ出していて、今夜は鍋だろうかと、ならば俺も一緒に食べたいと声をかけようと思ったが、やめておいた。 俺は不死川と仲良くなりたいが、それ以上に不死川には幸せになってほしい。 不死川と彼女の間には誰がどう見ても好き同士であると伝わってくる。 今日はきっと二人で鍋を囲むのだろう。 そんな二人の幸せにお邪魔するほど俺は無神経ではない。 「おはぎより彼女のことが好きなんだな」 「はァ?当たり前だろうがァ!!!!何ふざけたことぬかしてやがるテメェはよォ!!!さっさと失せろォ!!!!」 俺は今日、新たな不死川の一面を知った。 不死川にはおはぎよりも好きなものがあるようだ。 どちらともなく自然と繋がれた手を見て、何故かこちらまで幸せな気持ちでいっぱいになる。 いつかまた彼女と会うことができたなら、不死川と仲良くなるコツを聞いてみようと心に誓うのであった。 [newpage] 不死川玄弥は見た! 兄貴が結婚することになった。 彼女がいることは以前から聞いていたし、彼女の話をする兄貴はいつも幸せそうで、本当に彼女のことを大事に思っていることが伝わっていたので、プロポーズをしたと聞いた時は、思わず兄弟そろって大声をあげて喜んでしまった。 兄貴の奥さんになる人はどんな人だろうか。 一度兄貴のデート現場に偶然遭遇した寿美が言うには、とっても美人で優しそうな人らしい。 俺はタイミングが合わず一度も会ったことはなかったので、兄貴が彼女を連れて、この家に挨拶に来る日をとてもとても楽しみにしている。 昔から自分のことは後回しにして、俺をはじめとする下の兄弟達のことばかり気にかけてくれていた優しい兄貴だから、奥さんはそんな兄貴を存分に甘やかしてくれる優しい人がいいなと勝手に想像を膨らませていた。 だけど、どうしてだろうか。 俺はもうずっとずっと昔から、兄貴のそんな未来を望んでいたように思う。 それは一体何故だろう。 生まれてくるずっとずっと前から兄貴の幸せを願っていたような、そんな気がしてならないのだ。 そしていよいよ兄貴が奥さんになる彼女を連れてやってきた。 兄貴の彼女は春さんというらしい。 お邪魔しますとにっこり微笑む春さんは想像以上に綺麗で、ろくに挨拶も出来ずに恥ずかしくて赤くなってしまう。 下の兄弟達はみんな春さんに興味津々で、すぐに春さんにべっとりまとわりついている。 「春お姉さんは実弥兄ちゃんの奥さんになるのー?」 「そうだよ、これからお母様に挨拶させてもらって許してもらえたらね。 そしたらみんな仲良くしてくれるかな?」 兄弟一人一人の髪を撫でている春さんは、さながら女神のようで、優しさと暖かさが伝わってくる。 隣の兄貴もそんな春さんを見て優しく微笑んでいる。 ああ、よかった。 兄貴もすごく幸せそうだ。 そう思うとなんだか胸の奥に暖かなものが広がって、何故だが涙が次から次へと溢れてきてしまった。 そんな俺にいち早く気づいた兄貴と春さんが心配そうに駆け寄ってきた。 「どうしたァ?具合悪ィのか?」 「いや、違うんだ。 なんだか幸せそうな二人を見てると、嬉しくって・・・」 「それでどうしてお前が泣くんだよォ」 兄貴が困ったように笑って、俺の髪をくしゃくしゃと乱暴に撫でる。 それでも情けないことに何故だが涙が止まらない。 「玄弥くんは優しいね。 お兄ちゃんの幸せを泣いて喜べるなんて、本当に優しいねぇ」 春さんがポンポンと優しく背中を撫でてくれる。 俺はこの優しいぬくもりを知っている。 降り注ぐ陽の光のようにあたたかなこの笑顔を知っている。 春さんの左手にはめられているキラリと光る指輪の輝きに、俺は全てを思い出した。 ああ、そうだ。 俺はずっとずっと昔から願っていた。 どうかどうか、世界一優しい兄貴が、陽だまりのような春さんと共に生きることができるようにと、そう手を合わせて祈っていた。 そうか、俺はまた、この優しい兄貴の弟に生まれることが出来たのか。 そして兄貴もまた愛おしい春さんと出会って恋に落ちて、結ばれることができたのか。 全てを思い出した俺の涙はもちろん止まってくれなくて、たまらず兄貴に抱きついた。 あったかい兄貴のぬくもりに、ますます涙が止まらない。 兄貴は何にも言わず、はるか遠い昔から何度も何度も俺を守ってくれた大きな手でゆっくりと背中を撫でてくれた。 それからしばらくして兄貴達は夫婦になった。 思い切って兄貴に前世の記憶を思い出したと告白すると、驚いたことに兄貴はもうずっと昔から、前世の記憶を思い出していたと教えてくれた。 どうやら俺たちが生きた大正時代と、今の俺たちが生きているこの時代では世界線が違うようで、鬼がいた歴史もなければ、俺たちの子孫もこの世には存在しない。 前世に嫁や子供がいた俺を気遣ってくれたが、別に悲しくなんてなかった。 またこうして兄貴の弟として生まれたことも、前世の心残りであった兄貴の幸せも、こうして叶えられているのだ。 それにきっと前世の嫁にもこれから会えるような気がしてならないのだ。 兄貴と春さんが再び出会ったように、そしてお互いを再び思い合い、愛し合っているように、俺もまたいつか同じように愛し合うことができるような、そんな気がしてならないのだ。 鬼のいない世界の不死川実弥 優しく愛情に溢れた母の息子として、かわいい兄弟達の兄として、二度目の生を受けて幸せ。 そして春ちゃんとも出会えて、もう前世の辛かったことも全部吹き飛ぶくらいに幸せ。 とにかく幸せ。 時々幸せすぎて不安になるが、そんな時は春ちゃんにくっついてちゅっちゅしてたくさん甘えて不安を吹き飛ばしてもらっている。 鬼のいない世界の不死川玄弥 また兄ちゃんの弟になれて幸せ!!!!! 今世の兄ちゃんが幸せそうで幸せ!!!! もちろんこの後前世の嫁と運命的な出会いを果たして結婚し、実春が生まれ、ますます幸せになるよ!!! 鬼のいない世界の胡蝶しのぶ また姉さんの妹になれて幸せ!! 鬼もいなくて幸せ。 普通の女子高生としての生活を満喫できて幸せ!!!! 不死川先生の弱みも握れたし、幸せ!! 鬼のいない世界の冨岡義勇 また蔦子姉さんの弟になれて幸せ!! 錆兎という大親友もいるから、俺はボッチではない!!!!だがしかし、不死川とはなかなか仲良くなれないのが悩み。 とにかくみんな幸せだよ!!!!!!!!!!!!!.

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鬼滅の刃179話ネタバレ!不死川玄弥と時透無一郎の死が悲しすぎる…|ワンピース鬼滅の刃ネタバレ考察ガジライフ

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・現パロ。 ・17巻以降の話のネタバレ&生存ifを含みます。 「貴方このままだと素敵な殿方に出会えず独り身になるでしょう?お母さん心配だから友人に頼んでお見合いセッティングしてもらったの」 「なにしてんの?!私が独り身とか別に良くない?!」 母親から家に来るように言われて帰省してみればこれだ。 なに勝手なことしてんの?!と食ってかかるも、お母さんは「だって心配だもの。 あと2人の孫が早く見たい」だなんてふざけたことを言う。 多分、後半の方が本音だ。 子供好きだもん。 でも気が早すぎる。 「そもそも見合いとか上手くいくわけないでしょ。 このご時世に古いって!無理無理無理!お見合いは断っといて!」 「そこをなんとか!お相手さんは写真で貴方を見て乗り気なのよ!」 「無理!」 「一回!家族ぐるみでお食事に行って途中でお母さんたちは抜けるから2人で話すだけでいいの!貴方もきっと気に入るから!」 「無理!それを人はお見合いって言うんだよ!却下却下!」 「いーやーだー!せめて!せめて一回向こうとお話しましょ!ね?!そうしたらお母さん、向こうの方ともうお見合いとかセッティングしないから!貴方の恋愛事情に突っ込まないから!」 家を出ようとする私のお腹に手を回して止める母親の言葉に足を止めた。 「……なんで、そんなに必死なの」 怪しい。 お見合い相手側が私の写真で気に入ったらしいからと言って、どうして実の子のお見合い反対という意見を受け入れないのか。 「え、ええーっと、その、ね?」 聞いた途端に私から手を離して指遊びをしながら視線は斜め上に向ける。 言いたくないってことがバレバレだ。 「なに、なんか脅迫されてるの?実はお父さん多額の借金してて娘を渡さねぇならお父さんマグロ漁船行きとか?」 「お父さんにマグロ漁船なんて無理よ。 船酔いするもの」 「いやそこじゃないでしょ。 なに?本当に借金?見合いだと偽って私を誘い出して借金取りに引き渡すの?」 「うーん、貴方は相変わらず変な方向に考えるわねぇ。 そんな事ないわよ。 借金なんてないわ。 我が家の家計はちょっとだけ黒字なのよ!」 えへん、と母親は威張る。 家計が黒字なのはいい事だけど、今はそういう話じゃない。 「借金とかじゃないなら、どうしてそう必死なの?」 「その、ね?あれよ、あれ」 「あれじゃわかんないから」 首を傾げて「ね?」と言われたって伝わるわけがないのも分からないのか。 久々に帰ってきたけど、やっぱり母親は相変わらずぽやぽやとしてる。 何かを必死に誤魔化そうとする時、分かりやすく目が泳ぐからバレバレだ。 お見合いに必死や理由を私には言いたくないらしい。 行かないけど、お見合いするのは私なのに。 「理由もはっきり言わないそんな怪しげなお見合いに私が行くわけないでしょ。 明後日にはまた出るから」 「それなら大丈夫!明日にお見合いセッティングしてるから!」 「分かった!お母さんが誤魔化そうとしてたの理由って元から予定してたからでしょ!私の意見もない間に勝手に進んだから断れる状況じゃなかったからでしょ!あーもうなにしてんの?!」 元から拒否権ないから必死だった訳か! 思わず頭を抱えた。 チラリと見た母親は「ごめんね」と申し訳なさそうに謝ってる。 ぽやぽやしてる母親の事だ。 どうせ、向こうに押し切られてそのまま流されたのだろう。 だから、そういう時はお父さんも一緒にいる時にしろとあれ程言ったのに……!! 押しにも弱いから、そのまま押されたのだろう。 お母さんの意見も無視されて勝手にお見合い話が進んだのだろう。 「……一回だけだよ」 「え?いいの?」 「これ一回だけね。 あとはもう見合いの話を他の人に話すのもダメだし、誰かとなにかすることになったりするのとかセールスマンの対応とかは、必ずお父さんも一緒にいる時にすること」 「うん!うん!分かったわ!お母さんもう貴方の恋愛事情に口を出さないわ!セールスマンとか事業とか色んな人とのお話はお父さんと一緒に聞くわ!」 「……それでチャラってことで。 とりあえず、その見合いを詳しく教えて」 「分かったわ!あっ!そういえば相手の写真は準備出来てないの!」 「そんなお見合いあるの?」 怪しすぎない??? お母さんと、見合い相手の保護者が去った。 向こう側は小柄な女性だった。 後はお若いお二人でってことだろう。 見合いなんて初めてだからよくわかんないけど、2人になった見合い当事者は「ご趣味は?」とかって聞くんだというのはなんとなく知ってる。 無理だろ。 ご趣味は、とか聞けないよ。 俯いた顔を上げてチラリと向こうを見たら目が合って慌てて逸らした。 この部屋に来てから冷や汗が凄いし、向こうの視線もすごく突き刺さる。 ジッと見てるんだけど。 瞳孔の開いて少し血走った目でこっちみてるんだけど。 顔も傷だらけだし体格もいいんだけど。 相手普通の人じゃないよ。 ご職業は?とか聞いたら「清掃業 意味深 をしてる」とか言われたりご趣味は?って聞いたら「掃除 意味深 ですね」とか言われるやつだ。 ヤのつく職業か暗殺業営んでるよ。 こわっ。 怖くて口の中が乾いたんだけど。 「お前、今までどこにいやがったァ」 お茶を飲もうと湯のみに伸ばした腕を掴まれた。 あ、指がちゃんと5本ある。 よかった。 いや、なにに安心してるんだ自分は。 地を這うような声。 カッコイイ声だけど、それよりも恐怖が勝る。 この人怒ってる。 なんで? 「なになになに、私いつの間にか不快にさせるようなことしちゃったの?!」 「覚えてねェのか?」 「貴方みたいな人、一度見たら忘れないと思いますけど?!」 名前も不死川実弥とか苗字も名前も珍しいから1度聞いたら忘れなさそうだ。 初めて聞いた時懐かしいような感じがしたけど、聞いたことは無いはずだ。 あとこんな外見の人は一度見ただけでも忘れるはずは無いだろう。 「……忘れてんじゃねェか」 「え」 「いや、なんでもねェ。 こっちの話だ」 手を振って「気にすんな」と言うけど、どこか落ち込んでいるような。 あれ……?外見は怖いけど、実はそこまで怖くない人? 「……あの、つかぬ事をお伺いしますが、ご職業は?」 「高校教師だ」 「あー……」 清掃業 意味深 じゃなくてよかった。 なんか高校教師もこの人しっくりくる。 担当クラスのヤンキーを沈めて、クラスの子が抗争に巻き込まれたら乱入して相手を沈めそうだ。 GT〇とかごく〇ん思い出した。 ああいう感じの先生かな? こんな厳つい人が見合い。 それも、こんな私と。 これもう絶対写真を見て向こうが気に入ったとか嘘でしょ。 相手方もなんか無理やり連れてこられた感じじゃないかな。 「あの、お見合いなんですけど、遠慮せず断って大丈夫ですよ。 私も断りますから」 「あ゙?」 「ひぇっ」 私の腕を握ってる手の力が強くなった。 え、なに、なにこれ。 雰囲気から、すっごく怒ってるって分かるんだけど。 なんで怒ってるの?もしかして、お前に言われるまでもねぇってこと?! 「断るつもりか」 「は、はい」 「好いてる相手でもいンのか?」 「それはいないけど」 「じゃあ、断るんじゃねェ」 「え、どうし」 て、と尋ねる前に腕を引っ張られて、もう片方の手で顔を掴まれてそのまま口を塞がれた。 まって 思考が固まった。 体も石のように固まった。 すぐだったのか、数秒間塞がれてたのかも私の頭は真っ白になっていたから分からない。 ただ、長く感じたと思う。 口が離されるが、腕は握られたままだ。 「やっと見つけたんだ。 二度と離すわけがねェだろうがァ」 「は、え?え?」 初対面の筈だ。 だって、見覚えがないんだから。 それなのに、不死川さんは私が逃げないようにと腕を掴んでる。 意味が、わからない。 なんで?どうして。 疑問符ばかりが浮かんでしまう。 どうして、不死川さんの指が揃ってることに安心してる自分がいるのか。 初めて出会ったはずの不死川さんの姿に、変わっていない、なんて思ってしまっているのか。 いやいやいやいや。 自分の思考よ落ち着け。 いきなりキスされて混乱してるのは分かるけど思考が意味わからなくなってる。 疑問符で埋め尽くされてパンクしそうだ。 落ち着け。 落ち着け。 深呼吸深呼吸。 気を鎮めるんだ。 集中! 「俺だけが惚れてンなら、てめぇを惚れさせてやるよ。 それで、好いたもン同士になるだろォ?そうすりゃ、お前がこれを断る理由もねェ」 「なにその暴論。 それよりも、惚れてるって」 「好きだ。 お前に惚れてる。 俺は、この見合いを断るつもりはねェぞ」 「いきなりそう言うのは言わないでくれませんかねぇ?!」 どストレートな言葉に心臓がギュンってなったんだけど!こわい!この人怖い!大の大人がなんでそんな恥ずかしいことサラリと言えるの?!そう言うのはドラマだけじゃないの?!恋愛経験がカスな私はそういうの耐性ないんだよ! 「これから覚悟しとけ」 「なにを?!」 逃げ場がないような、獲物を見るような目で見られて冷や汗が流れた。 このお見合いをセッティングしたお母さんとその友人を恨むからな! [newpage]「来世があったら、また会えたらいいよね。 鬼もいない平和な世界でさ、二人で刀なんて持たずに夜に外を歩けたら最高だよ」 実弥には恋人がいた。 同じ鬼殺隊に入っている明るい女だった。 鬼を退治した後、ふと空を見上げて女は柄にもなく呟いていたから実弥はその時の言葉を覚えていた。 「柄にもねェこと言うんじゃねェよ。 気色悪ぃ」 「恋人に向かって失礼過ぎない?たまにはこう、謎めいた感じになる女性とかってさ、ときめかない?」 「お前はそんなタイプじゃねェだろ」 「いやまぁ、そうだけどさ。 なんとなくだよなんとなく。 でも、鬼がいない世界とかは本当に思うよ。 夜を誰も怖がることの無い世界が欲しいな。 人が鬼に食われない世界とか、大切な家族が引き離されたりすることのない優しい世界が欲しい。 来世があるなら、そういう世界に生まれたい」 「今世で鬼共を殺し尽くしたらいいだけの話だろうがァ。 今世を諦めんじゃねェ。 殺し尽くしてから二人で夜の外を歩いたらいいだろうが」 自分達で鬼を殺して、鬼舞辻も殺せばいい話だ。 そうすれば、もう夜に鬼が出るからと怖がる必要も無いし、鬼に理不尽に奪われる人たちもいなくなる。 それに、来世だなんてそういう考えは好きではない。 「生まれ変わったら記憶もねェし、離れ離れだろうがァ」 「……………………」 人の人生は一度きりだ。 持ち越せる筈もない。 今世で関わった人達と、来世でまた出会ったとしても、前世の記憶なんてない筈だ。 また一からのスタート。 最悪、会わない場合だってある。 「……なんだよ、黙りやがって」 「いや、そんなこと言うとは思わなくて。 それって、来世でも一緒がいいってこと?」 「……………………」 黙り込むのは実弥の番だった。 「そういうことでしょ?ねぇねぇ」とニヤニヤ笑う恋人が憎らしい。 「うるせェ」 「あっ照れてる。 ふへへ、私意外と愛されてるってことかな?私も愛してるよ!大丈夫。 たとえ生まれ変わっても、私も実弥のこと好きだから忘れないから」 「どうだかなァ」 「私の愛を舐めてもらっちゃ困るよ!すっごい実弥が好きなんだから!」 よくそんな小っ恥ずかしいことを言えるものだ。 目を逸らして「そうかい、さっさと帰んぞォ」と言い歩き出した実弥の耳は少し赤かった。 霞んだ視界に、必死に私の名前を呼ぶ大好きな人の声がした。 頑張って目を開ける。 私の身体を抱きしめて、大好きな人が泣いていた。 「死ぬんじゃねェ!生きろ!さっさと傷口を呼吸で塞げ!! 」 「無駄……だよ……」 必死に叫んで、生きろと言うけど自分の体のことは自分がよくわかる。 片腕と足を切り落とされて、胴も斬られてあまりにも沢山血が流れた。 今更傷を塞いだって、助からない。 それよりも、実弥が無事なことが嬉しかった。 痣が出て、25歳まで生きられなくなったけど、そこに実弥は後悔してないと思うから私は悲しまない。 でも、実弥の右手の指が2本切り落とされたのは悲しい。 悲しいけど、実弥が無事ならまぁ、まだいいや。 実弥の横には、実弥の弟がいる。 そうだ、玄弥くんだっけ?玄弥くんに、謝らないと。 「玄弥くん、勝手に……銃借りて……ごめんね?」 「どうして俺を庇ったんだよ!そんなことしたから、アンタが……!! 」 「そんなことって、言わないで……君が……私の大好きな人の……大切な人……だからだよ」 これ以上玄弥くんが動けば玄弥くんが助からないと思った。 だから、私が玄弥くんを突き飛ばして不気味な姿になった銃を扱った。 斬撃から玄弥くんは助かって、切断された身体は治っている。 玄弥くんは無事だ。 それに、実弥にきっと悲鳴嶼さんも。 ……時遠くんは、無事かな?見えないや。 「実弥……時透くんは、」 「ッ時透も無事だ!まずは自分の心配をしろ!! 死ぬな!! 死ぬんじゃねェ!! 」 「……そっか」 それならよかった。 上弦の壱を相手に、犠牲者は私だけ。 よかった。 他の人が死んでいない。 無事なことが何よりも嬉しい。 「……実弥は、生きて……今まで……離れ離れだった2人は……たった2人の……家族なんだから……」 実弥が玄弥くんを大切に思って、危険な目にあってほしくなくて突き放したのを知ってる。 だけど、この戦いが終わったらそうやって遠ざける必要もなくなるんだ。 鬼がいなくなれば、実弥は平和な世の中を、これ以上傷つくことも無く生きていける。 「……幸せに」 実弥には、幸せになって欲しい。 だって、大好きな人だから。 隣に居れないのは残念だけど、それは仕方ない事だ。 声も聞こえなくなった。 眠気が襲ってきて、痛みが和らいでいく。 きっと、もうすぐ私は死ぬ。 ……来世って、あるのかな?もしも、来世があったら、また実弥と出会えたらいいな。 [newpage]・夢主 社会人。 前世で実弥と恋人だった鬼殺隊隊士だったけど、その時の記憶はない。 黒死牟戦にて死亡。 ・不死川実弥 前世の記憶がバッチリある。 お館様からお見合いを勧められてその写真で夢主と気付き見合いに参加。 「生まれ変わっても忘れない」とか言ってた相手が忘れてることに少し怒りはあるものの、辛い記憶がないのはいい事では?とも思ってる。 思い出しても思い出さなくても夢主は夢主なので逃がさないつもり。 [newpage] きっと、私よりも先に死んでしまうのだろう、と帰ってくる度に傷だらけな娘を見て覚悟はしていた。 本当は生きて欲しいし、好きな人と結ばれて、孫と素敵な殿方と一緒にただいま、って帰る娘を出迎えたかった。 物言わぬ亡骸になって帰ってほしくなかった。 娘を連れ帰ってきてくれた人は、娘と同じ隊服を着ていた。 包帯と傷だらけの人だ。 不死川実弥と言うらしい男の人は頭を地面に擦り付けて私に謝ってきた。 「……娘さんを、守れなくてすみませんでした」 「ううん。 いいのよ。 貴方が謝る必要はないの」 覚悟はしていた。 傷だらけで帰ってくる度に心配したけど「大丈夫」って言う娘は、守ってもらう立場じゃなくて、人を守る立場だったんだ。 「私の娘は、立派な最期でしたか?」 「……はい」 「そっか。 ……もういいの。 顔を上げて?」 男の人の声が震えてる。 顔を上げてはくらないけど、きっと泣いてるのだろう。 「娘のために、泣いてくれてありがとう。 あの子と仲が良かったのね」 仕事内容や同僚について全く私に話さない娘だった。 心配を掛けたくなかったのかもしれない。 しきりに「大丈夫だから心配しないで」と言っていた。 「ッ恋仲、でした」 「まぁ」 恋人がいたことはなんとなく知っていた。 ある日上機嫌で帰ってきたし、普段は使わない簪を大切そうにしていたから。 「その簪はなぁに?」と聞けば慌てて隠して「なんでもない!ただ気になって買っただけだから!」と言っていたのを思い出した。 その恋人をいつか紹介してくれるのを待ってた。 結局、あの子から紹介してもらえなかった。 「……孫の顔、見たかったな。 白無垢を着たあの子が、見たかったなぁ……」 ああ、ダメだ。 娘を連れて帰ってくれた不死川くんだって辛いはずなのに、こんな叶わなかった夢を口に出すなんて。 鼻がツンとして、涙が零れる。 「ごめん、ごめんねぇ……!! 不死川くんだって、辛いのに……!! いい大人が、こんなみっともなく泣いちゃって」 胸が痛い。 もう二度と声が聞けない。 目を開けてくれない。 娘の肌に触れると冷たかった。 本当に、亡くなったんだ。 背中を丸めて泣く私の背中を、不死川くんが黙って摩ってくれた。 娘の恋人だった不死川くんは、きっと優しい人なのだろう。 娘の死に泣いてくれて、私のことを慰めてくれようとしてる。 あの子は、とても素敵な人と恋をしたのね。 「あと、これ。 娘さんの母宛の遺言状です」 私の目の前に、不死川くんは手紙を差し出した。 その手は、鬼との戦いのせいだろうか指が欠けていた。 不死川くんも、とても大変な戦いだったのだろう。 「ありがとう」と受け取る。 確かに、娘の字だった。 読んでいると、不死川くんから「すまねェ」と声がして顔を上げた。 「……本当は、アイツが生きてる内に、挨拶に来たかった」 「不死川くん」 「すまねェ。 俺が、さっさと嫁に貰って、前線から下がらせてればアイツは死なずに……!! 」 「そんな後悔はしないで」 あの子が死んだことは辛い。 だけど、そういう風に言って欲しくない。 鬼殺隊を辞めさせるために嫁に迎えるだなんて、そんなのはきっと違う。 この手紙からも、あの子は鬼殺隊に誇りを持っていたんだ。 遺言には恋人の、不死川くんについても少し書かれていた。 「きっとあの子は、結婚してたとしても鬼殺隊のままだったわ。 亡くなったのはすごく悲しくて辛い。 だけど、あの子の人生の選択を貴方が後悔しないで」 芯の強い子だった。 こうと決めたら、何を言っても聞かないこともあったし、時には変な方向に考えて空回りすることもあった。 だけど、そんなことに「あの時こうすればよかった」なんて後悔はしないで「次はこうしよう」と反省する子だった。 あの子の事だ、きっと、最期も後悔していないのだと思う。 置いていかれた方の気持ちなんて知らないで。 「……あの子を、好きになってくれてありがとう」 「どう?不死川くんいい人でしょう?優しい人でしょ?」 「どこが?!」 「お母さんどこを見て優しいと思ったの?!」と驚いている娘に笑った。 娘にはハッキリとした記憶はない。 けれど、ふとした時に昔のことを思い出してか「なんか既視感がある」と首を捻ることがある。 だから、きっと不死川のことを今世でも好きになる。 不死川との馴れ初めについては、過去に不死川から聞いている。 来世の話もしたのだと、母親は覚えている。 遺言の言葉だって忘れていない。 「心配いらないわ!早く貴女と不死川くんの結婚式を見たいし、孫の出産に立ち会いたいなぁ」 「気が早すぎない?!」 「そうね。 その前に不死川くんが我が家に来て『娘さんを俺にください』って挨拶しなくちゃいけないもの」 「それも気が早いって!」 先を考える母親に娘は突っ込むが、内容に否定はしないものだからニヤニヤとしてしまう。 挨拶に来たら、不死川くんにこっそりと言いたいことがある。 『今世でも、娘を好きになってくれてありがとう』と。 ・現パロ。 ・17巻以降の話のネタバレ&生存ifを含みます。 「貴方このままだと素敵な殿方に出会えず独り身になるでしょう?お母さん心配だから友人に頼んでお見合いセッティングしてもらったの」 「なにしてんの?!私が独り身とか別に良くない?!」 母親から家に来るように言われて帰省してみればこれだ。 なに勝手なことしてんの?!と食ってかかるも、お母さんは「だって心配だもの。 あと2人の孫が早く見たい」だなんてふざけたことを言う。 多分、後半の方が本音だ。 子供好きだもん。 でも気が早すぎる。 「そもそも見合いとか上手くいくわけないでしょ。 このご時世に古いって!無理無理無理!お見合いは断っといて!」 「そこをなんとか!お相手さんは写真で貴方を見て乗り気なのよ!」 「無理!」 「一回!家族ぐるみでお食事に行って途中でお母さんたちは抜けるから2人で話すだけでいいの!貴方もきっと気に入るから!」 「無理!それを人はお見合いって言うんだよ!却下却下!」 「いーやーだー!せめて!せめて一回向こうとお話しましょ!ね?!そうしたらお母さん、向こうの方ともうお見合いとかセッティングしないから!貴方の恋愛事情に突っ込まないから!」 家を出ようとする私のお腹に手を回して止める母親の言葉に足を止めた。 「……なんで、そんなに必死なの」 怪しい。 お見合い相手側が私の写真で気に入ったらしいからと言って、どうして実の子のお見合い反対という意見を受け入れないのか。 「え、ええーっと、その、ね?」 聞いた途端に私から手を離して指遊びをしながら視線は斜め上に向ける。 言いたくないってことがバレバレだ。 「なに、なんか脅迫されてるの?実はお父さん多額の借金してて娘を渡さねぇならお父さんマグロ漁船行きとか?」 「お父さんにマグロ漁船なんて無理よ。 船酔いするもの」 「いやそこじゃないでしょ。 なに?本当に借金?見合いだと偽って私を誘い出して借金取りに引き渡すの?」 「うーん、貴方は相変わらず変な方向に考えるわねぇ。 そんな事ないわよ。 借金なんてないわ。 我が家の家計はちょっとだけ黒字なのよ!」 えへん、と母親は威張る。 家計が黒字なのはいい事だけど、今はそういう話じゃない。 「借金とかじゃないなら、どうしてそう必死なの?」 「その、ね?あれよ、あれ」 「あれじゃわかんないから」 首を傾げて「ね?」と言われたって伝わるわけがないのも分からないのか。 久々に帰ってきたけど、やっぱり母親は相変わらずぽやぽやとしてる。 何かを必死に誤魔化そうとする時、分かりやすく目が泳ぐからバレバレだ。 お見合いに必死や理由を私には言いたくないらしい。 行かないけど、お見合いするのは私なのに。 「理由もはっきり言わないそんな怪しげなお見合いに私が行くわけないでしょ。 明後日にはまた出るから」 「それなら大丈夫!明日にお見合いセッティングしてるから!」 「分かった!お母さんが誤魔化そうとしてたの理由って元から予定してたからでしょ!私の意見もない間に勝手に進んだから断れる状況じゃなかったからでしょ!あーもうなにしてんの?!」 元から拒否権ないから必死だった訳か! 思わず頭を抱えた。 チラリと見た母親は「ごめんね」と申し訳なさそうに謝ってる。 ぽやぽやしてる母親の事だ。 どうせ、向こうに押し切られてそのまま流されたのだろう。 だから、そういう時はお父さんも一緒にいる時にしろとあれ程言ったのに……!! 押しにも弱いから、そのまま押されたのだろう。 お母さんの意見も無視されて勝手にお見合い話が進んだのだろう。 「……一回だけだよ」 「え?いいの?」 「これ一回だけね。 あとはもう見合いの話を他の人に話すのもダメだし、誰かとなにかすることになったりするのとかセールスマンの対応とかは、必ずお父さんも一緒にいる時にすること」 「うん!うん!分かったわ!お母さんもう貴方の恋愛事情に口を出さないわ!セールスマンとか事業とか色んな人とのお話はお父さんと一緒に聞くわ!」 「……それでチャラってことで。 とりあえず、その見合いを詳しく教えて」 「分かったわ!あっ!そういえば相手の写真は準備出来てないの!」 「そんなお見合いあるの?」 怪しすぎない??? お母さんと、見合い相手の保護者が去った。 向こう側は小柄な女性だった。 後はお若いお二人でってことだろう。 見合いなんて初めてだからよくわかんないけど、2人になった見合い当事者は「ご趣味は?」とかって聞くんだというのはなんとなく知ってる。 無理だろ。 ご趣味は、とか聞けないよ。 俯いた顔を上げてチラリと向こうを見たら目が合って慌てて逸らした。 この部屋に来てから冷や汗が凄いし、向こうの視線もすごく突き刺さる。 ジッと見てるんだけど。 瞳孔の開いて少し血走った目でこっちみてるんだけど。 顔も傷だらけだし体格もいいんだけど。 相手普通の人じゃないよ。 ご職業は?とか聞いたら「清掃業 意味深 をしてる」とか言われたりご趣味は?って聞いたら「掃除 意味深 ですね」とか言われるやつだ。 ヤのつく職業か暗殺業営んでるよ。 こわっ。 怖くて口の中が乾いたんだけど。 「お前、今までどこにいやがったァ」 お茶を飲もうと湯のみに伸ばした腕を掴まれた。 あ、指がちゃんと5本ある。 よかった。 いや、なにに安心してるんだ自分は。 地を這うような声。 カッコイイ声だけど、それよりも恐怖が勝る。 この人怒ってる。 なんで? 「なになになに、私いつの間にか不快にさせるようなことしちゃったの?!」 「覚えてねェのか?」 「貴方みたいな人、一度見たら忘れないと思いますけど?!」 名前も不死川実弥とか苗字も名前も珍しいから1度聞いたら忘れなさそうだ。 初めて聞いた時懐かしいような感じがしたけど、聞いたことは無いはずだ。 あとこんな外見の人は一度見ただけでも忘れるはずは無いだろう。 「……忘れてんじゃねェか」 「え」 「いや、なんでもねェ。 こっちの話だ」 手を振って「気にすんな」と言うけど、どこか落ち込んでいるような。 あれ……?外見は怖いけど、実はそこまで怖くない人? 「……あの、つかぬ事をお伺いしますが、ご職業は?」 「高校教師だ」 「あー……」 清掃業 意味深 じゃなくてよかった。 なんか高校教師もこの人しっくりくる。 担当クラスのヤンキーを沈めて、クラスの子が抗争に巻き込まれたら乱入して相手を沈めそうだ。 GT〇とかごく〇ん思い出した。 ああいう感じの先生かな? こんな厳つい人が見合い。 それも、こんな私と。 これもう絶対写真を見て向こうが気に入ったとか嘘でしょ。 相手方もなんか無理やり連れてこられた感じじゃないかな。 「あの、お見合いなんですけど、遠慮せず断って大丈夫ですよ。 私も断りますから」 「あ゙?」 「ひぇっ」 私の腕を握ってる手の力が強くなった。 え、なに、なにこれ。 雰囲気から、すっごく怒ってるって分かるんだけど。 なんで怒ってるの?もしかして、お前に言われるまでもねぇってこと?! 「断るつもりか」 「は、はい」 「好いてる相手でもいンのか?」 「それはいないけど」 「じゃあ、断るんじゃねェ」 「え、どうし」 て、と尋ねる前に腕を引っ張られて、もう片方の手で顔を掴まれてそのまま口を塞がれた。 まって 思考が固まった。 体も石のように固まった。 すぐだったのか、数秒間塞がれてたのかも私の頭は真っ白になっていたから分からない。 ただ、長く感じたと思う。 口が離されるが、腕は握られたままだ。 「やっと見つけたんだ。 二度と離すわけがねェだろうがァ」 「は、え?え?」 初対面の筈だ。 だって、見覚えがないんだから。 それなのに、不死川さんは私が逃げないようにと腕を掴んでる。 意味が、わからない。 なんで?どうして。 疑問符ばかりが浮かんでしまう。 どうして、不死川さんの指が揃ってることに安心してる自分がいるのか。 初めて出会ったはずの不死川さんの姿に、変わっていない、なんて思ってしまっているのか。 いやいやいやいや。 自分の思考よ落ち着け。 いきなりキスされて混乱してるのは分かるけど思考が意味わからなくなってる。 疑問符で埋め尽くされてパンクしそうだ。 落ち着け。 落ち着け。 深呼吸深呼吸。 気を鎮めるんだ。 集中! 「俺だけが惚れてンなら、てめぇを惚れさせてやるよ。 それで、好いたもン同士になるだろォ?そうすりゃ、お前がこれを断る理由もねェ」 「なにその暴論。 それよりも、惚れてるって」 「好きだ。 お前に惚れてる。 俺は、この見合いを断るつもりはねェぞ」 「いきなりそう言うのは言わないでくれませんかねぇ?!」 どストレートな言葉に心臓がギュンってなったんだけど!こわい!この人怖い!大の大人がなんでそんな恥ずかしいことサラリと言えるの?!そう言うのはドラマだけじゃないの?!恋愛経験がカスな私はそういうの耐性ないんだよ! 「これから覚悟しとけ」 「なにを?!」 逃げ場がないような、獲物を見るような目で見られて冷や汗が流れた。 このお見合いをセッティングしたお母さんとその友人を恨むからな![newpage]「来世があったら、また会えたらいいよね。 鬼もいない平和な世界でさ、二人で刀なんて持たずに夜に外を歩けたら最高だよ」 実弥には恋人がいた。 同じ鬼殺隊に入っている明るい女だった。 鬼を退治した後、ふと空を見上げて女は柄にもなく呟いていたから実弥はその時の言葉を覚えていた。 「柄にもねェこと言うんじゃねェよ。 気色悪ぃ」 「恋人に向かって失礼過ぎない?たまにはこう、謎めいた感じになる女性とかってさ、ときめかない?」 「お前はそんなタイプじゃねェだろ」 「いやまぁ、そうだけどさ。 なんとなくだよなんとなく。 でも、鬼がいない世界とかは本当に思うよ。 夜を誰も怖がることの無い世界が欲しいな。 人が鬼に食われない世界とか、大切な家族が引き離されたりすることのない優しい世界が欲しい。 来世があるなら、そういう世界に生まれたい」 「今世で鬼共を殺し尽くしたらいいだけの話だろうがァ。 今世を諦めんじゃねェ。 殺し尽くしてから二人で夜の外を歩いたらいいだろうが」 自分達で鬼を殺して、鬼舞辻も殺せばいい話だ。 そうすれば、もう夜に鬼が出るからと怖がる必要も無いし、鬼に理不尽に奪われる人たちもいなくなる。 それに、来世だなんてそういう考えは好きではない。 「生まれ変わったら記憶もねェし、離れ離れだろうがァ」 「……………………」 人の人生は一度きりだ。 持ち越せる筈もない。 今世で関わった人達と、来世でまた出会ったとしても、前世の記憶なんてない筈だ。 また一からのスタート。 最悪、会わない場合だってある。 「……なんだよ、黙りやがって」 「いや、そんなこと言うとは思わなくて。 それって、来世でも一緒がいいってこと?」 「……………………」 黙り込むのは実弥の番だった。 「そういうことでしょ?ねぇねぇ」とニヤニヤ笑う恋人が憎らしい。 「うるせェ」 「あっ照れてる。 ふへへ、私意外と愛されてるってことかな?私も愛してるよ!大丈夫。 たとえ生まれ変わっても、私も実弥のこと好きだから忘れないから」 「どうだかなァ」 「私の愛を舐めてもらっちゃ困るよ!すっごい実弥が好きなんだから!」 よくそんな小っ恥ずかしいことを言えるものだ。 目を逸らして「そうかい、さっさと帰んぞォ」と言い歩き出した実弥の耳は少し赤かった。 霞んだ視界に、必死に私の名前を呼ぶ大好きな人の声がした。 頑張って目を開ける。 私の身体を抱きしめて、大好きな人が泣いていた。 「死ぬんじゃねェ!生きろ!さっさと傷口を呼吸で塞げ!! 」 「無駄……だよ……」 必死に叫んで、生きろと言うけど自分の体のことは自分がよくわかる。 片腕と足を切り落とされて、胴も斬られてあまりにも沢山血が流れた。 今更傷を塞いだって、助からない。 それよりも、実弥が無事なことが嬉しかった。 痣が出て、25歳まで生きられなくなったけど、そこに実弥は後悔してないと思うから私は悲しまない。 でも、実弥の右手の指が2本切り落とされたのは悲しい。 悲しいけど、実弥が無事ならまぁ、まだいいや。 実弥の横には、実弥の弟がいる。 そうだ、玄弥くんだっけ?玄弥くんに、謝らないと。 「玄弥くん、勝手に……銃借りて……ごめんね?」 「どうして俺を庇ったんだよ!そんなことしたから、アンタが……!! 」 「そんなことって、言わないで……君が……私の大好きな人の……大切な人……だからだよ」 これ以上玄弥くんが動けば玄弥くんが助からないと思った。 だから、私が玄弥くんを突き飛ばして不気味な姿になった銃を扱った。 斬撃から玄弥くんは助かって、切断された身体は治っている。 玄弥くんは無事だ。 それに、実弥にきっと悲鳴嶼さんも。 ……時遠くんは、無事かな?見えないや。 「実弥……時透くんは、」 「ッ時透も無事だ!まずは自分の心配をしろ!! 死ぬな!! 死ぬんじゃねェ!! 」 「……そっか」 それならよかった。 上弦の壱を相手に、犠牲者は私だけ。 よかった。 他の人が死んでいない。 無事なことが何よりも嬉しい。 「……実弥は、生きて……今まで……離れ離れだった2人は……たった2人の……家族なんだから……」 実弥が玄弥くんを大切に思って、危険な目にあってほしくなくて突き放したのを知ってる。 だけど、この戦いが終わったらそうやって遠ざける必要もなくなるんだ。 鬼がいなくなれば、実弥は平和な世の中を、これ以上傷つくことも無く生きていける。 「……幸せに」 実弥には、幸せになって欲しい。 だって、大好きな人だから。 隣に居れないのは残念だけど、それは仕方ない事だ。 声も聞こえなくなった。 眠気が襲ってきて、痛みが和らいでいく。 きっと、もうすぐ私は死ぬ。 ……来世って、あるのかな?もしも、来世があったら、また実弥と出会えたらいいな。 [newpage]・夢主 社会人。 前世で実弥と恋人だった鬼殺隊隊士だったけど、その時の記憶はない。 黒死牟戦にて死亡。 ・不死川実弥 前世の記憶がバッチリある。 お館様からお見合いを勧められてその写真で夢主と気付き見合いに参加。 「生まれ変わっても忘れない」とか言ってた相手が忘れてることに少し怒りはあるものの、辛い記憶がないのはいい事では?とも思ってる。 思い出しても思い出さなくても夢主は夢主なので逃がさないつもり。 [newpage] きっと、私よりも先に死んでしまうのだろう、と帰ってくる度に傷だらけな娘を見て覚悟はしていた。 本当は生きて欲しいし、好きな人と結ばれて、孫と素敵な殿方と一緒にただいま、って帰る娘を出迎えたかった。 物言わぬ亡骸になって帰ってほしくなかった。 娘を連れ帰ってきてくれた人は、娘と同じ隊服を着ていた。 包帯と傷だらけの人だ。 不死川実弥と言うらしい男の人は頭を地面に擦り付けて私に謝ってきた。 「……娘さんを、守れなくてすみませんでした」 「ううん。 いいのよ。 貴方が謝る必要はないの」 覚悟はしていた。 傷だらけで帰ってくる度に心配したけど「大丈夫」って言う娘は、守ってもらう立場じゃなくて、人を守る立場だったんだ。 「私の娘は、立派な最期でしたか?」 「……はい」 「そっか。 ……もういいの。 顔を上げて?」 男の人の声が震えてる。 顔を上げてはくらないけど、きっと泣いてるのだろう。 「娘のために、泣いてくれてありがとう。 あの子と仲が良かったのね」 仕事内容や同僚について全く私に話さない娘だった。 心配を掛けたくなかったのかもしれない。 しきりに「大丈夫だから心配しないで」と言っていた。 「ッ恋仲、でした」 「まぁ」 恋人がいたことはなんとなく知っていた。 ある日上機嫌で帰ってきたし、普段は使わない簪を大切そうにしていたから。 「その簪はなぁに?」と聞けば慌てて隠して「なんでもない!ただ気になって買っただけだから!」と言っていたのを思い出した。 その恋人をいつか紹介してくれるのを待ってた。 結局、あの子から紹介してもらえなかった。 「……孫の顔、見たかったな。 白無垢を着たあの子が、見たかったなぁ……」 ああ、ダメだ。 娘を連れて帰ってくれた不死川くんだって辛いはずなのに、こんな叶わなかった夢を口に出すなんて。 鼻がツンとして、涙が零れる。 「ごめん、ごめんねぇ……!! 不死川くんだって、辛いのに……!! いい大人が、こんなみっともなく泣いちゃって」 胸が痛い。 もう二度と声が聞けない。 目を開けてくれない。 娘の肌に触れると冷たかった。 本当に、亡くなったんだ。 背中を丸めて泣く私の背中を、不死川くんが黙って摩ってくれた。 娘の恋人だった不死川くんは、きっと優しい人なのだろう。 娘の死に泣いてくれて、私のことを慰めてくれようとしてる。 あの子は、とても素敵な人と恋をしたのね。 「あと、これ。 娘さんの母宛の遺言状です」 私の目の前に、不死川くんは手紙を差し出した。 その手は、鬼との戦いのせいだろうか指が欠けていた。 不死川くんも、とても大変な戦いだったのだろう。 「ありがとう」と受け取る。 確かに、娘の字だった。 読んでいると、不死川くんから「すまねェ」と声がして顔を上げた。 「……本当は、アイツが生きてる内に、挨拶に来たかった」 「不死川くん」 「すまねェ。 俺が、さっさと嫁に貰って、前線から下がらせてればアイツは死なずに……!! 」 「そんな後悔はしないで」 あの子が死んだことは辛い。 だけど、そういう風に言って欲しくない。 鬼殺隊を辞めさせるために嫁に迎えるだなんて、そんなのはきっと違う。 この手紙からも、あの子は鬼殺隊に誇りを持っていたんだ。 遺言には恋人の、不死川くんについても少し書かれていた。 「きっとあの子は、結婚してたとしても鬼殺隊のままだったわ。 亡くなったのはすごく悲しくて辛い。 だけど、あの子の人生の選択を貴方が後悔しないで」 芯の強い子だった。 こうと決めたら、何を言っても聞かないこともあったし、時には変な方向に考えて空回りすることもあった。 だけど、そんなことに「あの時こうすればよかった」なんて後悔はしないで「次はこうしよう」と反省する子だった。 あの子の事だ、きっと、最期も後悔していないのだと思う。 置いていかれた方の気持ちなんて知らないで。 「……あの子を、好きになってくれてありがとう」 「どう?不死川くんいい人でしょう?優しい人でしょ?」 「どこが?!」 「お母さんどこを見て優しいと思ったの?!」と驚いている娘に笑った。 娘にはハッキリとした記憶はない。 けれど、ふとした時に昔のことを思い出してか「なんか既視感がある」と首を捻ることがある。 だから、きっと不死川のことを今世でも好きになる。 不死川との馴れ初めについては、過去に不死川から聞いている。 来世の話もしたのだと、母親は覚えている。 遺言の言葉だって忘れていない。 「心配いらないわ!早く貴女と不死川くんの結婚式を見たいし、孫の出産に立ち会いたいなぁ」 「気が早すぎない?!」 「そうね。 その前に不死川くんが我が家に来て『娘さんを俺にください』って挨拶しなくちゃいけないもの」 「それも気が早いって!」 先を考える母親に娘は突っ込むが、内容に否定はしないものだからニヤニヤとしてしまう。 挨拶に来たら、不死川くんにこっそりと言いたいことがある。 『今世でも、娘を好きになってくれてありがとう』と。

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