出掛ける時「メシいらないから」と言って普段と変わりなく見えた息子に、夕飯作りが面倒な私は「ラッキー」と言って送り出しました。 死のうとしている息子に最後にかけた言葉がラッキーです。 少し淋しそうに微笑んで出ていった顔が忘れられません。 真面目で人に気を使う内向的な、でも世の中をななめに見るタイプでオタク的要素の濃い息子でした。 1年前の四月に弟と口喧嘩して弟がふりまわした箸で血管を損傷し緊急入院し手術、それからは毎日薬を飲み定期的に検査をしていました、CT検査による被爆を気にしたり薬の副作用を気にしたり、入院で大学の履修がうまくいかず専攻を変えたり、それでも弟の気持ちを思ってか直接弟に怒りをぶつけることはなく淡々と過ごしているように見えました、3月に再び入院しカテーテルでバルーン治療、1年たたずにまた手術にストレスを感じていたようでした、祖母が死に葬儀に参列、4月に三年に進級できたことを喜んでいましたが専攻を変えたことで以前より暇になり、また三年で就活を意識して部屋でパソコンに向かう時間が多くなりました、もともと遅寝遅起だったのが益々遅くなり暇そうでダラダラしている姿、就職について不安があったようで就職浪人したいとかニートになりたいとか言う姿に私は怒鳴ったりうるさく小言を言ったりしました。 7月に入り益々遅く夜型の生活となっていきました、家族は学校や仕事で誰もいない家でずっと一人過ごしていた息子ですが20歳だし前から一人暮らししたがっていたしと、私はさして干渉しませんでした。 友達と出掛けることもあったし、公務員試験を受けるといって問題集を買ってきたりもしていたので、少し元気がないようで食欲も落ちていたようでしたが暑さからきているのだろうといいように考え私は呑気に自分の仕事や自分の楽しみのことで頭がいっぱいでした。 ただ朝方まで起きているようでもあり、真夜中に幽霊みたいな形相で冷蔵庫の飲み物を飲んでいる姿やいつも開けっ放しの部屋を暑いのに閉め切ってこもっている姿、将来に楽しいことなんてないと以前から言っていたことがオーバーラップして私の中に漠然とした不安があったことも事実です。 亡くなってからパソコンで息子が検索した履歴を見ました。 6月終わりくらいから頭痛、耳鳴り、耳閉感、手足のしびれ、自律神経、自立強制、という言葉が並んでいました、そのうち内容が楽に死ぬ方法、首吊り、ロープの種類、国有林などになり自殺する一週間前、特に前日はずっとある自殺サイトを見ていた形跡がありました。 そしてそこに書いてある通りの方法でその通りの手順で確実に死ぬ方法でこれから死にますという遺書を残して(見つけたのは翌日でした)出掛ける当日にロープと懐中電灯を買って夜人気のない山の中に一人出掛けていったのです。 大学の試験前前日でした。 バカな親です。 親なら息子を守る責任があるのに守ってあげられなかった、助けてあげられなかった、何故あの時もっと優しくしなかったのか、何故感じていながら息子をほっといたのか、大事な可愛いがって育ててきた息子なのに、悔やんでも悔やみきれません。 先生のサイトを見て皆さんの投稿を読んで、息子はうつ病だったのではないかと思いました、息子が自ら自殺を選ぶことが信じられないのです、でもうつ病なら症状としてある、病気だったのだとわかれば納得がいく、だからといって私が息子を追い込んで見殺しにした事実は消えませんが、少なくとも息子自身ではなく病気がそうさせたと思うことで救われる部分がある、しかし先生のサイトに出会うまでうつ病についての知識がありませんでしたから結局は同じことかもしれませんが。 息子はうつ病だったのでしょうか、自殺願望の症状はこんなに早く進んでいくものなのでしょうか。 相談できる場がなく苦しい毎日です。 林: ご悲嘆のお気持ちをお察し申し上げます。 また、悲しみが癒えないこの時期にメールをいただいたことに深く感謝申し上げます。 息子はうつ病だったのでしょうか 息子さんがうつ病であったかどうか、それはよくわかりません。 きっかけとなった血管の損傷がどの程度のものであったのか、そのときの、それからその後の細かい状況は、そして何より、それは直接脳にかかわる損傷であったのか、こうした情報も、判断のためには重要です。 現在は、息子さんがうつ病であったかどうかよりも、あなたご自身の心の整理が大切だと思います。 それから、弟さんのほうの状態は如何なのでしょうか。 因果関係はともかく、弟さんとの喧嘩がきっかけの一つであったことが読み取れます。 メールには弟さんの様子が記されていませんが、弟さんが今、過剰に自責的になっているということはないでしょうか。 母親としてのあなたが今すべきことは、後悔よりも、弟さんのケアだと思います。 ご自身の自責感だけでもあなたにとって過大な重さがあることはお察ししますが、弟さんにとっては、母親であるあなたからのメッセージ 言葉にされないものも含め がとても重い意味を持っています。 弟さんのケアにエネルギーを注いでください。
次の薬物とビニール袋の併用—究極の自殺法 確実かつ眠るような死• 首吊り自殺—苦痛が少なく、速効かつ高い致死率を誇る• 服薬自殺—ポピュラーな手段だが、致死率は非常に低い• 窒息死—首吊り以外にも様々な窒息死が存在する• 飛び降り自殺—致死率は高いが失敗した場合の後遺症は重い• 低体温死—苦痛もなく、かなりの高致死率• 刃物を使った自殺—致死率は低いがパフォーマンス性は高い• 入水自殺—死亡までわずか4、5分だが、醜態をさらすことになる• 感電自殺—多少の知識を必要とするが致死率は非常に高い• 銃自殺—即死の神話は大きな誤り• 自殺に関する考察• 自殺を科学する• 尊厳死・安楽死・慈悲殺• 安楽死とジャック・ケヴォーキアン博士• 自殺捜査の心得• アメリカ版自殺マニュアル 「BOOKデータベース」 より.
次の飛び降り自殺とは 飛び降り自殺は「痛い」「怖い」といったイメージがあるけど、痛みも不安も恐怖もなく、それどころか むしろ気持ちがいいという説もあります。 実際に転落事故などで「落ちた」体験のある人たちの話を総合すると、飛び降り自殺も、首吊りに匹敵するほどの 確実な自殺方法。 古くから飛び降り自殺といえば、華厳の滝や東尋坊などの高い崖の上から転落死する方法としてありましたが、ビルからの飛び降り自殺は高層ビルが建ち始めてから世間に浸透した自殺方法で都会的・現代的な自殺方法と言えます。 飛び降り自殺に必要な条件 地上20m以上の高さ ビルからの飛び降り自殺の場合、飛び降りる場所から落下地点までの高さと、落下地点の状況によって生存率が違ってきます。 地上20mというと、 ビルのフロアでいうとだいたい 7〜8階くらい、それ以上の高さからの飛び降りだと生存率はかなり低い。 中途半端な高さだと生存率は上がりますが、命はなくならずとも大怪我をして後遺症や障害が残り、悲惨な人生になる可能性もあります。 2019年5月4日(土)白昼の大阪・梅田大丸百貨店のビル屋上から女性と思われる人が飛び降り自殺したとみられる件では、大丸梅田店の最上フロアは15階なので高さ的には充分だったことがわかります。 しかし地上15階以上ともなる超高層ビルだと、落下地点が隣のビルの屋上であったり中層フロアの屋上スペースなどに落下して一命をとりとめるようなケースも考えられます。 一般的に言われている飛び降り自殺の高さは以下のとおりです。 落下地点がコンクリートの地面であればまず助からないようですが、土や植え込みなどがあるとクッションになって致命傷には至らない。 実際アメリカで28mの高さから落下した人が花壇に落下し、肋骨一本と右手首骨折という軽傷で済んだという事例もあります。 また、落下地点に車があっても、車はクッションの役割を果たします。 名古屋でデパートの屋上から飛び降りた男性は停車中の車のボンネットに腹ばいになって落ち、全治3ヶ月のケガで済んだとのこと。 他にもカーポートの屋根やトタン屋根、家屋に落下してもショックを吸収して死に至らないこともあります。 落下中の障害物 また途中の木の枝に服が引っかかったりした場合、 落下速度が減速されて致命傷にまでならないこともあります。 新宿のカプセルホテルの7階から飛び降りた男性は途中の街灯にぶつかって体の方向がかわり足から落下したため、左肩と骨盤を骨折しただけで命に別状はなかったそうです。 目立たない場所だと発見されにくい 落下して即死に至らなかった場合では、すぐに発見されて病院へ運ばれ一命をとりとめるケースもあります。 その場合は命に別状はなかったとしても、手足を失うとか重篤な後遺症によって大変な生活をしいられてしまうことも考えられます。 逆に目立たない場所で飛び降り自殺をして、遺体が1年以上も発見されなかったというケースもあります。 崖からの飛び降り自殺の場合 崖から飛び降りる場合は、不確実性が伴います。 高さ60mの崖から飛び降り心中したふたりの女子中学生の場合だと、ひとりが死に、ひとりが6カ月のケガを負って助かったというケースがあります。 同じ条件で飛び降りてもこれだけの差が生じるのは、自然の地形は均一でなく様々な不確定要素があるため、木の枝にひっかかったりとか、地面の硬さであったりとちょっとした差で生死がわかれる可能性があります。 飛び降り自殺中、意識はあるのか? 飛び降りて、落ちているときの意識はどういうものか、痛みは感じるのか、という疑問。 ビルの4階から飛び降りて助かった54歳の男性は、 「怖いという気持ちはなかった。 自然にね、からだがスーッとベランダの柵を越えとった。 地面に着いたとき、痛みを感じてたかどうかは覚えてない。 自分が地面に倒れとったことだけは覚えているんやけど」と語ったそうです。 また落ちている、まさにその瞬間の意識については 、「飛び降りて地面に着くまでの間に、当たり前やけど地面が近づいてくるわけですよ。 それで頭から落ちるのか、それとも足から落ちるのかと考えてしまって、たぶん顔から落ちたら嫌だと思ったんやろうね。 自然にね、両手で顔を覆ってました」とのこと。 高所から氷河の岩に墜落して生還したある男性は、 「巨大な翼に乗ってしずしずと降りていくように感じ、落下している間の意識はあった。 恐れることもあわてることもなく、静かに我が身のこと、家族の将来のことを考え、様々な思いが稲妻のように胸中をすぎていった。 落ちた後は、呼吸も失わず少しの苦痛もないままに意識を失った。 落下の際、断崖の岩や氷塊に頭と手足をぶつけて、ところどころ負傷したが、これも感じなかった。 この瞬間ほど愉快なときはなかった」と語っています。 このように、事故による転落体験例は、枚挙にいとまがないほど報告されていて、これらに共通しているのは、まずゆっくりと落ちているように感じ、意識が非常に明確で、不安や恐怖がまるでなく、夢を見ているように気持ちがいいこと。 この間に子どものころからの記憶が走馬灯のように頭を駆けめぐることもしばしばで、ときには神々しい光が見えたり、落ちている自分自身の姿を上から見下ろしていることもあるそうで、よく聞く 臨死体験と同様の体験をするようです。 続いて多いのが 頭からの落下で、この場合は頭蓋骨骨折や脳の損傷、肋骨の骨折が頻発し、腕や脊椎の骨折や肺の損傷も多く見られる。 続いて 尻から落下、横向きの状態で落下する場合が多い。 こうして頭蓋骨骨折、全身打撲、内臓破裂、出血多量などが直接の死因になります。 落下地点に人がいた場合 落ちた所に人がいた場合は複雑な問題が起こります。 通行人の上に落ちて助かるというケースもありますが、 下にいる人にケガをさせると高額な賠償金を請求されます。 下に停車してあった車の上に落下し、車に乗っていた男性は首の骨を折って脚から下が麻痺してしまい、遺族は2億円の損害賠償を請求されています。 1992年の11月にデパートの8階から飛び降りた男性が、下で友達と話していた高3の少年の上に落ちて間もなく死に、この少年も4日後に死んだという事件もありました。 その他、自殺に関する考察.
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