パーキンソンの凡俗法則。 パーキンソンの法則|大田 忍|note

プロジェクトを遅延させるパーキンソンの凡俗法則とは何か?その対処法を紹介

パーキンソンの凡俗法則

しかし、この英国の歴史学者であり、政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンがそれを提唱したのは1958年、その著書「パーキンソンの法則:進歩の追及」の中で書かれた法則です。 半世紀以上も前の事。 知らなかった…。 パーキンソンの法則とは次のようなものです。 【第1法則】:「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」 【第2法則】:「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」 実に単純なものですが、これがドンピシャなのです。 この法則は様々な場面を想定して当てはめることができます。 「第1法則」は、例えば、夏休みの宿題ですが、早くやっておけばいいのに、と誰しもが思いながら、毎年夏休みが終わるギリギリのところで尻に火が点いてから片付け始める…。 全ての人がそうではないでしょうが、そんな思い出をお持ちの方は多いのでは…。 私もそうです。 ですから、単純に「量が膨張」するというよりも、「内容が膨張したものとなる」と考えた方が分かりやすいと思います。 そのママの言葉で理解したら、「与えられた時間まで目いっぱい仕事をする」という、「素晴らしい」意味にもなりかねませんから。 夏休みの宿題は集中してやれば1週間もかからないで終えられるかもしれません。 しかし、その程度のものが、終わらせるのに一ヶ月以上を要するものになってしまうのです。 量は変わらないのに、与えられた時間いっぱいまで「完成」のために費やされてしまう、という事です。 リミットの期限内に完遂できる仕事の「量」、「成果」自体が増えるのではなく、「膨張」するのです。 それを、「官僚は部下が増えることを望む(ライバルの増加は望まない)」「官僚はお互いに仕事を作り出し合う」という2つの要因によるものであるとします。 事実、仕事の量に関係なく毎年毎年、官僚は一定量増加し続けたようです。 これは官僚たちに「リミット」を課すことなく放置したためで、国の事情がどうあろうと、一定の仕事量を持っていた官僚たちが「膨張」し続けたという事でしょう。 「第2法則」は「第1法則」を補完するようなもので、日本を例にとっても、「春になると道路工事が増える」という事がそれではないでしょうか。 官僚や自治体には「予算」なる収入があって(収入より予算とした方が分かりやすいでしょう)、それは「要・不要」に限らず、目いっぱい使われるという事です。 「その成果は?」なんて関係ない訳で、「補修」「修理」とか言って、まだ使えるものまで壊しても、新しいものを作って「予算を消化」するのです。 つまり、「組織」という具体的な事で言えば、「組織の構成員は、時間を消化するためにお互いに仕事を作り合う人間を大量に生み出し、組織は膨張していく」という事では。 その「本質」から離れたところで「一生懸命に働いている」事を指摘したのが、もう一つの「パーキンソンの凡俗法則(Parkinson's Law of Triviality 」です。 この "Triviality" は、あの「トリビアの泉」のトリビアで、「つまらない事、些細な事」という意味です。 まあ、法則ありきではなく、身の回りを観ていてそう思うのですけど…。 で、最後はどうなるのか。 それは最後ですから「最期を迎える」のです。 膨張して終わりなんて、まさに「バブル」ですね。 もしかしたら「(金融)資本主義」そのものが「バブル」なのかもしれません。 「パーキンソンの凡俗法則」を分かりやすく説明できるものに(有名な?)「自転車置き場(Bicycle Shed)」の例えがあります。 自転車置き場を作ろうとする時、その屋根の素材はトタン製がいいか、アルミニウム製がいいか、駐輪方式はどうするか、などの議論が白熱します。 「そもそも、自転車置き場が必要なのか?」という本質を見事に素っ飛ばして。 議論の対象が些末になればなるほど、それは、やはり本質を素っ飛ばして白熱します。 ボールペン、クリップ、消しゴム、ホッチキス、シャープペンの芯等々。 何を用意して、どれくらい用意すればいいか、とか。 赤ペンの支給は、使い切ったものとの交換を原則とする、とか。 あの…、会社の備品なんて、社員の机の中で大量のゴミになっていますよ。 そもそもが、そんなペンや消しゴムまで、会社が用意すべきものなのですか? 無くても仕事には何の支障も出ませんけど。 個人個人が自分で買えば…。 やはり、そこでは本質的な議論は素っ飛ばされます。 笑える事はいくらでもありますよ。 節電のためにエレベーターの利用は3階以上として、それが守られているかどうか、監視の人間を置く、とか。 人件費の方が電気代より高くつくんじゃないですか? そして、「組織は膨張して、終わりとなる」。 ちなみに、「成長」と「膨張」は違いますからね。

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社会・政治 その18「パーキンソンの法則 組織は膨張しきって終わる」

パーキンソンの凡俗法則

Parkinson's law パーキンソンの法則• パーキンソンが、行政の組織と運営などについて分析した結果を、皮肉の意味で法則と名づけたもの。 「公務員の数は仕事の有無にかかわりなく一定の割合で増加する」(第一法則)など。 その第一「法則」は、公務員の数は、なすべき仕事の軽重とか仕事の有無に関係なく、上級公務員が出世するために部下の数を増やす必要があることから、一定の割合で増加するというもので、それを数式で表現している。 第二「法則」は、国の財政では、個人の家計と異なり、まず支出を決定してから収入を定める悪慣行があるため、課税は無限にあがるというもの。 彼はこれを「かねは入っただけ出る」と表現している。 そのほかにも、委員会の定員は5人に限ることが必要で、20人以上になれば運営不能である、とか、公務員はお互いのために仕事をつくり合う、などの、数多くの「法則」が説かれ、皮肉たっぷりな表現で官僚機構の弊害が指摘されている。 狭義には,彼が1957年にロンドン《エコノミスト》誌に発表した論文で述べた〈公務員の数は,なすべき仕事の量あるいは有無に関係なく一定の割合 5〜7% で増加する〉という法則 第1法則 をいう。 この法則が成立する要因として次の二つの習慣が指摘されている。 1 役人はつねに自分の部下を増やすことを望むが,自分の競争相手をもつことは望まない。 2 役人は相互の利益のために仕事をつくり出す。 このことがまた公務員のピラミッド組織の肥大化をもたらす。 パーキンソンは,この法則をイギリス海軍や植民地省の調査研究から発見した。 広義には,彼の著書《パーキンソンの法則》 1958 の中に述べる種々の法則を総称して呼ぶことがある。 たとえば, 1 会議の決議においては中間派の票が最終的に重要であり,しかもそれは会場の議席の配置によっても大きな影響を受ける 中間派の理論。 2 財政の一項目の審議に要する時間は,その項目の支出額に反比例する 凡俗の法則。 3 委員会の理想的な定数は5人で十分であるにもかかわらず増加する。 その数が20〜22 非能率係数 を超すと委員会はうまく機能しなくなる。 4 ある組織のりっぱな建造物の建設計画は,その組織の崩壊点に達成され,その完成は組織の終息や死を意味する。 さらにパーキンソンは,《かねは入っただけ出る》 1960 の中で,徴税と財政支出に関して,第2法則〈かねは入っただけ出る〉を,また《パーキンソンの成功法則》 1962 の中では,官庁や民間の業務部門に関して,〈拡大は複雑を意味し,複雑は腐敗を意味する〉という第3法則を述べ,現代社会における行政組織や企業の中の諸現象を鋭くとらえている。 日本でもパーキンソンの法則は流行語になるほど広まった。 パーキンソンは,ヨーク,ケンブリッジ,ロンドンの各大学で修学後,イギリス,シンガポール,アメリカの各大学で教鞭をとり,アムステルダムにパーキンソン研究所を設立した。 経営コンサルタントでもある。

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転職先が選べないときには、パーキンソンの凡俗法則が作用している!転職に必要な考え方とは

パーキンソンの凡俗法則

こんにちは!わたMANです! テレビやニュースでは連日森友・加計問題について未だに取り上げていますよね。 そもそも森友学園のことが取り上げられたのは去年の2月からなので、もう1年以上ずーーとやっていることになります。 正直国民からしたらまだやってるのかという感じだと思います。 こんなことで議論をするよりも、もっと国の将来について考えたり北朝鮮のことなどについて真剣に取り組んでほしいです。 予測変換にも「森友学園 どうでもいい」で予測変換がでてきます。 その森友の後に加計学園の問題を出てきたので、その二つがセットみたいになってますます面倒なことになりました。 果たしてなぜこんなくだらない議論ほど長続きしてしまうのでしょうか? それはパーキンソンの凡俗法則 自転車置き場効果 というものを理解すればわかると思います。 パーキンソンの凡俗法則 自転車置き場効果 とは? 皆さんはパーキンソンの凡俗法則をご存知ですか? これは、シリル・ノースコート・パーキンソンが提唱した「 パーキンソンの法則」に関連する法則です。 こちらの記事でパーキンソンの法則について説明しています。 パーキンソンの凡俗法則とは「組織は些細な物事に対して、不釣り合いなほど重点を置く」という法則です。 もっと簡単に言えば、 組織はどうでもいい事に対して多くの時間をかけてしまうという議論です。 パーキンソンは例として、原子力発電所と自転車置き場の建設について審議する様子を比較しており、別名 自転車置き場効果とも呼ばれます。 次の章で例について詳しく説明していきます。 原子力発電所と自転車置き場の建設に関する議論はどっちが大事? 先ほども述べましたが、パーキンソンの凡俗法則は原子力発電所と自転車置き場の建設に関する議論の様子を例えに出しています。 原子炉の建設計画は、あまりにも巨大な費用が必要で、あまりにも複雑であるため一般人には理解できない。 このため一般人は、 話し合っている人々は理解しているのだろうと思いこみ口を挟まない。 強固な意見を持っている人が、情報が不十分だと思われないように一般人を押さえ込むことすらある。 このため審議は「粛々と」進むことになる。 この一方で、 自転車置き場について話し合うときは、屋根の素材をアルミ製にするかアスベスト製にするかトタン製にするかなどの 些細な話題の議論が中心となり、そもそも自転車置き場を作ること自体が良いアイデアなのかといった 本質的な議論は起こらない。 次に委員会の議題がコーヒーの購入といったより身近なものになった場合は、その議論はさらに白熱し、時間を最も無駄に消費する。 自転車置き場については誰もが理解している(もしくは理解していると考えている)ため、自転車置き場の設置については終わりのない議論が生じることになる。 関係者の誰もが自分のアイデアを加えることによって自分の存在を誇示したがるのである。 原子炉の建設の話をしているときは、普通の人がなかなか理解できない複雑な内容なので専門家が話していると 「話している人は理解しているのだろう」と思い込んで話に口を出さない。 一方で自転車置き場の建設は 皆が理解できる内容なので、どんどん細部にまで拘るようになり、本質的な議論ができないという状態である。 森友・加計問題もまさに自転車置き場の議論で、誰もが口を挟むことができるから議論が長引いているのだと思います。 籠池さんを初めとする様々な人物が出てきて、一つのエンターテインメントみたいになっています。 本当はもっと議論すべきことが沢山あるというのに、自転車置き場の議論で時間をかけている国会は何やってんだという感じです。 プレゼンテーションの質疑応答で浅い質問しか来ない理由 私は大学の研究室で、自分の研究を同じ研究室の仲間や他の研究室の人達に発表する機会が何度かありました。 そのときに必ず質疑応答の時間があるのですが、 深い質問が飛んでくるのは元から私の研究を理解してくれている人だけでした。 他の研究室の教授から飛んでくる質問は基本的な所ばかりだったので、事前に何時間も質疑応答の準備をした割には少し物足りない感じで終わりました。 やはり質問する側もある程度知識がないと口を出すことができません。 どれだけプレゼンテーションが上手かったとしても、質問する側に事前知識がなければ深い質問は飛んでこないと思います。 逆に研究室のみんなと合宿に行く話や飲み会の話になるとみんなが口を出して盛り上がったりします。 これはまさしく自転車置き場効果なのでしょう。 まとめ パーキンソンの凡俗法則は、どうでもいい議論に限って重点的に時間をかけてしまうという法則でした。 これは国会だけではなく、マスメディアもそうだと思います。 メディアはいつもどうでもいいことばかり報道するので、本当に知りたいニュースが埋もれてしまったりします。 数字を取りたいがために、一般の人が分かりやすい話題を引っ張っている感じがするので、もう少し重点を移してほしいものです。 最後まで読んでくれてありがとうございました。 よかったら読者登録よろしくお願いします。

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