新型 コロナ 治療 薬。 レムデシビルで重症例の68%が改善 現時点での新型コロナ治療薬の候補は?(2020年4月12日時点)(忽那賢志)

新型コロナウイルスの治療薬とワクチンの現状

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ワクチン開発には年単位の時間がかかる 日本国立感染症研究所で 「新型コロナウィルスの分離に成功」との発表がありました。 これはどういうことかというと、 ウィルスの分離により、ウィルスの構造がわかり、ワクチン開発しやすくなる ということです。 しかし・・・ 「ワクチンの開発には、年単位の時間がかかります。 」 との日本国立感染症研究所の所長の弁です。 ワクチン開発に年単位の時間がかかるとすると、 ワクチン開発ができるころには、 すでに 流行は終わっている可能性が大! 2002年のSARSの流行のときも、 中国がワクチン開発をしましたが、 臨床試験を始めるころには、 すでにSARSは終息していました。 そもそも、ワクチンができるかどうかもわかりません。 2012年に流行したコロナウィルスが原因の 中東呼吸器症候群(通称MERS MERSのワクチンは開発されていません。 ただ、今回の新型コロナウィルス 遺伝子配列の90%がSARSと同じだとされるので、 ワクチン開発期間が短期間で済む可能性もあります。 さらに、ワクチン開発が始まったのがとても早いです。 SARSは、2002年11月下旬から始まりましたが、 ワクチン開発が始まったのは、翌年の2月頃から。 それに比べると、今回各国の対応は異例の早さです。 アメリカの研究所では、 新型コロナウィルスが見つかった数日後から 24時間体勢でワクチンの開発を進めています。 「今年の初夏ごろには臨床試験に入りたい」との話です。 年単位でかかるワクチン開発なので 非常に早い話ですが、 それでも、今年の初夏ごろに臨床試験がやっと始まる、というのは、 それまでの感染拡大が心配です。 <追記1> 先日(3月5日)、大阪大学と遺伝子医薬品開発のベンチャー企業「アンジェス」が 新型コロナウィルスのワクチンを共同開発すると発表しました。 DNAワクチンとは、新型コロナウィルスの遺伝子情報を読み取って それを体内に入れることで、抗体を作るワクチンです。 従来のウィルスを弱体化させて投与するワクチンより、安全性が高いです。 ワクチンは副作用のリスクもあるので、そのへんの臨床試験とかも 開発に時間がかかる理由です。 DNAワクチンは、副作用が少ないので、開発時間は短縮できますが、 それでも、少なくても開発に6カ月はかかるとのコメントです。 これは朗報ですが、ワクチンができるのが早くても来年ということで、 やはりワクチンを作るのは時間がかかります。 それまで、感染が抑えられればいいですが。 英オックスフォード大学の研究チームが、新型コロナウイルスへの感染を抑えるワクチンを、 早ければ9月にも実用化することを明らかにしています。 参考記事は 4月中にワクチンの臨床試験が始まるようです。 各国でワクチン開発の研究はされていると思いますが、 今のところ、このワクチンが一番早いかもしれません。 治療薬はいつできる? ワクチンは開発に、一般的に年単位の時間がかかりますが、 治療薬はどうでしょう? 「治療薬も一から作るとなると、年単位の時間がかかる」との弁。 治療薬もできるまでに年単位かかるのであれば、 それまで、感染拡大、死亡者が増えるというのは恐怖です。 そこで、いままで開発された インフルエンザやヘルペスなどに効く抗ウィルス薬で、 今回の新型コロナウィルスに効果がでるものがあれば 開発は早くなるとのこと。 既存の薬で効果的なものが見つかることに期待したいです。 <追記> ・抗HIV薬の「カレトラ」は、SARSウィルスを抑える基礎データがあるので、 新型コロナウィルスにも使ってみようとのことです。 <追記2>その後、抗HIV薬を臨床で使った結果が発表されています。 2020年3月19日 11時23分 NHK NEWS WEB エイズの発症を抑える抗ウイルス薬の「ロピナビル」と「リトナビル」を配合した薬は、新型コロナウイルスに感染した患者の治療薬として効果がある可能性があるとされ、すでに中国やタイ、それに日本国内で複数の患者に投与されています。 このうち、中国の医師らの研究グループが行った、この薬の臨床試験の報告が18日付けのアメリカの医学雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表されました。 それによりますと、臨床試験では、新型コロナウイルスに感染し一定の症状がある患者199人のうち、およそ半数に抗ウイルス薬を投与し、どのような経過をたどるか、薬を投与しない患者と比較しました。 その結果、試験開始から28日後の患者の致死率を比較したところ、抗ウイルス薬を投与されたグループではおよそ19. 2%だったのに対し、投与されなかったグループでは25%と、薬を投与されたグループが致死率で下回り、集中治療室に滞在した期間も短かったという結果が出たということです。 しかし、症状が改善する経過には大きな違いが見られなかったということで、研究グループは「今回の試験では、抗ウイルス薬の効果を確認できなかった」と結論づけています。 残念ながら、抗HIV薬での効果は確認できなかったようです。 ・新型インフルエンザ薬の「アビガン」は、ウィルスの遺伝子合成を抑える作用 があるので、理論的には効果があるようですが、動物実験の段階で、 妊娠中の胎児の奇形が認められているので、妊婦さんには使えません。 また男性にも使った場合は、しばらく避妊が必要とのこと。 ちょっと、気軽には使えないところがあるようです。 ・喘息治療薬の「オルベスコ」は、ステロイド剤ですが、ステロイド剤で唯一 ウィルスの増殖を抑える作用があります。 もしかしたら、新型コロナウィルスの重症化予防に使えるかもしれません。 新型コロナウィルスに感染して回復した人の「抗体」を使う方法 人間はウィルス感染すると、そのウィルスに対する 「抗体」というのを作って、 ウイルスを排除し、再び同じウィルスに感染しない仕組みがあります。 今回の新型コロナウィルスに感染して、回復した人ではその血液中に 新型コロナウィルスに対抗する「抗体」ができているはずです。 この抗体を感染者に入れてあげれば、感染者が早く回復する理屈です。 」 という論文を発表しています。 新型コロナウィルスに、ワクチンや治療薬がない今、 感染して治った人の「抗体」を投与する方法は、期待がもてます。 事前にこの抗体を投与して、ワクチンのように作用させることも 期待できるかもしれません。 ただ、他人にこの抗体を使って、何か問題はないのか 臨床試験は積み重ねる必要はあります。 現在のところ、新型コロナウィルスの治療に期待がもてる方法のひとつです。 新型コロナウィルス感染の今後の見通し 新型コロナウィルス感染の今後の見通しについて 参考になるのが、 2002年~2003年に流行したSARS. SARSは2002年11月下旬に始まって 終息宣言がでたのが、翌年の7月。 湿度や気温が上がってきた時期に終息していますが、 今回の新型コロナウィルスはどうでしょうか? また夏頃までかかるのでしょうか? 今年は東京オリンピックがありますので・・(やはり延期になりましたね。 ) すでに中国国内でのスポーツ試合 ・中国以外への場所の変更 ・延期 ・中止 のものがいろいろでてきています。 今回はSARSのときに比べて、各国の対応は早いですが 心配要素は ・今回の方がSARSのときより感染者が多い ・当時より、世界的に人の移動が激しい ・無症状の感染者がいるのでその感染力が不明 今後どうなっていくのか、ほんと心配です。 今できること 新型コロナウィルスにワクチンも治療薬もない現在できること 新型コロナウィルスに対する ワクチンも治療薬も時間がかかるので それまで待っていられません。 今自分にできること! よく言われている 「手洗い」・「アルコール消毒」・「マスク」は最低限必要です。 あとは、 自分の体力・免疫力を強化しておくことです。 体力・免疫力が高ければ、 感染しても症状がでなかったり、 症状が軽くすむ可能性は高くなります。 亡くなっているのは、 高齢者 体力がない 持病がある など、体力や免疫力が低下している人が多いと思いますので。

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新型コロナ治療薬の有力候補、「siRNA」への期待|お役立ち|医師向け医療ニュースはケアネット

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『米国会社四季報』2020年春夏号は現在発売中。 書影をクリックすると東洋経済のストアサイトにジャンプします 東洋経済では、年2回『米国会社四季報』を刊行している。 最新刊となる2020年春夏号は4月初旬、新型コロナウイルスの感染、とりわけアメリカでの深刻な感染拡大のニュースが報じられているタイミングでの発売となった。 また、日本の証券会社で購入できるETF(上場投資信託)295銘柄の情報も掲載している。 アメリカの主要企業の2020年1~3月期決算はほぼ出そろったが、やはり世界各国での外出や移動の制限、ロックダウンによる経済活動の強制停止措置などの影響から、航空や観光を筆頭に、小売りや外食など多くの業種で赤字に陥るなど、厳しい結果となった。 ただ業種間、あるいは同じ業種の中にあっても、コロナの影響を大きく受けた企業と、そうではない企業の明暗が分かれている。 こうした現状や今後の展望など、ウィズコロナ・ポストコロナ時代を見据えて、いくつかの業界・企業を取り上げていきたい。 「レムデシビル」で先行するギリアド 厚生労働省は5月7日、新型コロナウイルス感染症の治療薬として「レムデシビル」を特例で承認した。 この薬品は、アメリカの製薬会社 ギリアド・サイエンシズ(ティッカー:GILD)が開発した抗ウイルス薬で、アメリカでは一足早く、5月1日に重症患者に対して緊急使用することが認められていた。 もともとはエボラ出血熱やマールブルグ病の治療薬として開発が進んでいたが、その後、MERS(中東呼吸器症候群)やSARS(重症急性呼吸器症候群)などのコロナウイルスへの有効性も確認されていた。 そのため、今回の新型コロナウイルスに対しても、安全性・有効性を確認するため試験が行われており、感染患者を対象としたフェーズ3臨床試験では、症状の改善が見られたと発表していた。

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塩野義製薬、新型コロナの治療薬開発へ複数のヒット化合物を同定:日経バイオテクONLINE

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お問い合わせにつきましては、各サービスお問い合わせ先に記載されているメールアドレス、またはお問い合わせフォームにてご連絡くださいますようお願いいたします。 また、お問い合わせ状況によりメールによるご返信までにお日にちをいただく可能性がございますので、あらかじめご了承くださいませ。 ご利用中の皆さまにはご迷惑をお掛けすることもあるかと存じますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 コロナウイルスは、ヒトに日常的に感染するウイルスと動物から感染する重症肺炎ウイルスの2つのタイプに分類される。 そして、ほとんどの子供はこれらのウイルスに6歳までに感染するとされている。 SARSの感染源はキクガシラコウモリ、MERSはヒトコブラクダとされており、COVID-19の感染源はまだ不明であるが、SARSとよく似ていることからおそらくコウモリと考えられている。 このように動物の種を超えて感染するコロナウイルスは重症化しやすい。 COVID-19やSARSの感染経路は、患者と濃厚に接触することによる飛沫感染、ウイルスに汚染された環境にふれることによる接触感染が考えられているが、MERSは限定的であるとされている。 新型コロナウイルスの実体 コロナウイルスはプラス鎖一本鎖のRNAをゲノムとして持つウイルスで、感染すると上気道炎や肺炎などの呼吸器症状を引き起こす。 コロナウイルスはそのRNAゲノムがエンベロープに包まれた構造を持ち、感染にはウイルス表面に存在する突起状のタンパク質(スパイクタンパク質)が必要である。 スパイクタンパク質は感染細胞表面の受容体に結合することで、ウイルスが細胞内に取り込まれ感染するが、SARS-CoV-2の受容体はアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)受容体であり、SARS-CoVの受容体と同じである。 スパイクタンパク質は王冠(crown)に似ていることから、ギリシャ語にちなみコロナcoronaと名付けられた。 COVID-19治療の現状 現在、COVID-19に対する治療薬の開発は大手製薬会社を中心に世界的に精力的に進めれられている。 ワクチンの開発も急速に進められているが、従来の組換えタンパク質や不活化ウイルスを抗原とするワクチンは製造用のウイルス株や組換え株を樹立するのに時間がかかるうえに、安定的に製造できる工程を確立するのにさらに時間がかかる。 一方で、近年の次世代シークエンサー技術の進歩によりウイルスのゲノム情報が簡単に解読されるようになった。 およそ3万塩基長のSARS-CoV-2の全ゲノム情報も、2020年1月中旬に中国の研究チームが公表した。 そのため、ゲノム情報を利用した新たな治療法の開発も進められている。 最も早く臨床試験が始まりそうなのが、米国アレルギー・感染症研究所とModerna社が開発しているメッセンジャーRNA(mRNA)をベースにしたワクチンである。 遺伝子発現の流れにおいては、ゲノムDNAからmRNAが転写され、mRNAからタンパク質が翻訳される。 タンパク質ではなく、ウイルス表面のスパイクタンパク質をつくるmRNAを細胞に接種するとスパイクタンパク質が産生され、それを抗原とする免疫が誘導される。 mRNAは化学合成できるため、ゲノム情報が公開されてから治験薬を製造するまでにわずか40日程度であったとされている。 さらに、国内ではDNAワクチンというスパイクタンパク質を発現するDNAを接種するという特徴ある開発研究も、大阪大学とバイオベンチャーのアンジェス、さらにタカラバイオが加わって行われている。 しかし、このような抗体を利用する手法では、抗体依存性感染増強という、初感染よりも再感染のほうが重篤な影響を及ぼす危険性があることも指摘されており、大規模な臨床試験が必要とされる。 そこで、抗体を利用せずにゲノム情報を利用した治療法として、近年、siRNA(small interfering RNA)によるRNA干渉(RNA interference, RNAi)法による核酸医薬品開発が進められている。 siRNAとは 米国Alnylam Pharmaceuticals社が開発した世界で最初のsiRNA核酸医薬品はアミロイドニューロパチーの原因遺伝子を抑制するものであり、2018年に米国・欧州で承認され、2019年には日本でも承認された。 Alnylam Pharmaceuticals社は、Vir Biotechnology社と共同で、すでにSARS-CoV-2に対する350種類以上のsiRNA候補を設計・合成しその有効性のスクリーニングを開始し、肺への送達システムも開発しているようである。 また、筆者らのグループは、siRNAの配列選択法はきわめて重要であることを明らかにしており、内在の遺伝子発現にはほとんど影響を及ぼさず、感染したコロナウイルスのみを特異的に抑制するsiRNA配列を選択できる方法論を開発している。 そのような方法を用いれば、たくさんのsiRNAをスクリーニングする最初のステップを回避でき、開発の時間をさらに短縮することができる。

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